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	<title>起き上がれ、コボ！</title>
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	<description>～10万人が育てた白い犬～</description>
	<pubDate>Thu, 24 Dec 2009 08:42:17 +0000</pubDate>
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		<title>最終回　ぬいぐるみ・エピローグにかえて</title>
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		<pubDate>Thu, 24 Dec 2009 07:00:22 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mayutanchi.com/kobo/?p=1503</guid>
		<description><![CDATA[				　倉庫から2個の大きなビニール袋を雪の庭に運んだ。あきる野から越して2年、色とりどりの中身は初めて北の陽光を浴び、爽やかな寒気に包まれた。
				　ドラエモンとドラミがいた。モンチッチもいた。
				　プーさんとイルカが登場し、ダックスとコッカースパニエルが臥せ、ウサギが両耳を真直ぐに立てて胸を張っていた。
				　大きさの異なるキティが競演し、コアラとハロウィーンのお化けかぼちゃが横に並んだ。
				　2年前の12月、女房はあきる野の百友坊でタライを前に格闘していた。なかなか泡の立たない洗濯物は水を茶色に変えていた。
				　
				「どうするの、それっ？」
				　私の問いかけに女房は次のように答えた。
				　
				「見たら判るでしょ、洗って乾かして北海道に持って行くの。どれにも思い出があるし、下さった皆さんの気持ちがこもってるから捨てられない。コボもこれを見たら落ち着くかも知れないし……」
				　タライの中でねずみ色に蘇ったイルカが、浮いて泳ぐことなく、底で苦戦していた。
				　
				　皆さんにいただいたヌイグルミだった。
				　生後間もなく、障害のために兄弟たちから離され、1匹だけでダンボールの箱に入れられていたコボに、寂しそうだからと、どなたかが小さな犬のヌイグルミを持ってきて下さった。
				　以来、コボの周囲にはヌイグルミが絶えることはなかった。エニセイやゴン次、サンタたちが兄弟で取っ組み合いをしている時、コボは小さなダックスの布に口を当てていた。
				　泳げないイルカは、コボのお気に入りの一つだった。サークルの中でバタンと倒れると、伏せの形に姿勢を整え、そして周囲のヌイグルミに鼻を向けた。いくつかの中からイルカを探し出すと、首を伸して何度も何度も舐めていた。
				　
				　コボはけしてヌイグルミを破壊しなかった。丁寧に舐め、そして顎の枕にして昼寝をするのが常だった。しかし、1個だけ、コボが歯を使うものがあった。それは高さが25センチほどのハスキーだった。最初にハスキーの鼻をちぎったのはコボではなく、柴犬のだれかだったと思う。そのほころびが気になったのか、気に入ったのか、コボはその鼻だけは狙った。まるで兄弟たちと噛み遊びができないための代償行為に思えた。
				　口蓋や舌の運動機能にも異常のあるコボは、口の奥まで突っ込んでもらわないと飲み込むことができない。それが幸いし、普通の子犬なら破壊し誤食誤飲の怖れのあるヌイグルミも、安心して預けることができた。
				　
				　北の庭で広げた数十個のヌイグルミの中に、茶色の小さな犬があった。あれはコボが2度目の夏を迎えた頃だったろうか、私は優しい語り方の母娘さんを思い出した。
				　
				「あのう、これっ、娘が焼きました。コボちゃんが大好きだって言うので、餡から作ったアンパンです」
				　紙袋を差し出したお母さんの横に、恥ずかしそうに中学生の娘さんが立っていた。そして、
				　
				「こし餡は難しそうなので粒餡ですが、コボちゃん食べてくれたら嬉しいです……」
				　小さいけれど、しっかりした口調で私に告げた。
				　
				「ありがとうございます。コボ、喜びます。今、あげちゃいますね。待ってて下さい。あっ、粒餡、問題ありません、大好きです。こし餡って叫んでいるのは、私が好きだからです、すみません、紛らわしくて」
				　大声で『コボ、アンパーン！』と叫ぶと、しっかり言葉を理解している彼は舌なめずりをしながらスキップをしてきた。
				　コボとおこぼれ狙いの犬たちが食べ終えた後、お母さんが大きめのバッグを開いた。
				　
				「これは私の作ったヌイグルミです。良かったらコボちゃんに。中身はパンヤじゃなくて真綿ですので破れても安全かと……」
				　ネコのヌイグルミをいただいたこともあった。
				　
				「娘が一番気に入って抱えてるものです。どうしてもコボちゃんにあげたいって言うもので。汚れてますが貰っていただけますか」
				　保育所の年少組の女の子は、「本当にいいの？」と言う私の問いかけに、笑顔で首をたてに振った。以後、彼女は1カ月に一度は百友坊に来てくれた。コボに呼び掛け、そしてコボのサークルの中にある自分のヌイグルミを確認して嬉しそうにお母さんに報告していた。
				　
				　大きな犬は、特別養護老人ホームで暮らす老婦人からのプレゼントだった。私が持っていても、ちっとも嬉しくない。ぜひ、コボちゃんの友だちにして、と告げられた。
				　
				　少し色褪せた様々なヌイグルミには、皆さんの想いがあふれていたと、今も思う。
				　写真には並んでいないが、寒気の染み込む車庫のサークルでは、寝わらにまみれて3個のヌイグルミがコボと共同生活をしている。そう、2年前の12月14日に、女房が『忘れ物ー』と叫んだものが。
				　最後に1通のメールを紹介させていただこう。一昨日、コボの誕生日に届いたものだった。
				（略）
				コボちゃん、そして兄弟姉妹のみんな、4歳のお誕生日おめでとう。
				コボちゃんが生まれた時からの自分で撮った写真を見ていたら、何かしみじみ、『4歳、良かった、良かった。。。』と、胸が熱くなりました。
				今だから言ってしまいますが、コボちゃんが目の前で倒れるたびに、思わず『危ないっ！』って、腰を浮かしかけたこと、手を伸ばしかけたことが何度もありました。
				（それはもう、私だけではないと思いますが・・・）
				でも、石川さんは「自分で起き上がることが大切なんです、手を貸さないでください」と明るくおっしゃって……。
				『そうですよね』って頭ではわかっていながらも、『コンクリートは痛いよね・・・』と思い、見ているのが辛かったです。
				でも、それでコボちゃんは立派な体格、筋肉マンになりましたね。
				倒れても、倒れても、自力で踏ん張り、起き上がってきたからこその、惚れ惚れするような身体になって。。。
				心も身体も成長して、4歳になったコボちゃん。
				本当に、おめでとうございます。
				これからも、どうぞ、元気でいてください。
				コボちゃんが私の手を甘噛みしようとした時、
				「痛いから嫌だよー」って、噛ませてあげませんでした～～。
				私は意地悪おばさんですね。
				『コボちゃん、あの時はごめんね～～～！』
				（略）
				　送り主のＫさんをはじめ、距離は離れても大勢の方に見守られ、応援されているコボは、本当に幸せな犬だと思う。まさに今も10万人の心が寄せられていると、感謝とともにコボに伝えている。
				　　
				　　
				　今回でこの物語は一旦終了します。北に戻ってからのドラマ、そしてこれからは、また新しい形で紹介をさせていただきます。
				　それまで、しばしの猶予をいただきます。
				　長い間、拙い文章をお読みいただき、ありがとうございました。
				　日々、しっかりコボを見つめ、笑顔で付き合っていきます。
				　　　　　　　　　　　　　　　
				石川　利昭（2009年12月24日更新）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				【起き上がれ、コボ！・最終回のお知らせ】
				2008年12月よりスタートした当連載は、今回で最終回となります。
				今まで応援ありがとうございました。
				今後の石川利昭さんの情報は、いしかわさんの命がいっぱいをご覧ください。
				1年分のアーカイブを最初からご覧になる場合は、
				下の「バックナンバー」の左上アイコンからどうぞ。
				（まゆたんち編集部）
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>　倉庫から2個の大きなビニール袋を雪の庭に運んだ。あきる野から越して2年、色とりどりの中身は初めて北の陽光を浴び、爽やかな寒気に包まれた。<br />
				　ドラエモンとドラミがいた。モンチッチもいた。<br />
				　プーさんとイルカが登場し、ダックスとコッカースパニエルが臥せ、ウサギが両耳を真直ぐに立てて胸を張っていた。<br />
				　大きさの異なるキティが競演し、コアラとハロウィーンのお化けかぼちゃが横に並んだ。</p>
				<div id="attachment_1507" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_98_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_98_1-300x201.jpg" alt="くすんだ色だが、すべてコボの、そして私たちの宝物！" title="kobo_98_1" width="300" height="201" class="size-medium wp-image-1507" /></a><p class="wp-caption-text">くすんだ色だが、すべてコボの、そして私たちの宝物！</p></div>
				<p>　2年前の12月、女房はあきる野の百友坊でタライを前に格闘していた。なかなか泡の立たない洗濯物は水を茶色に変えていた。<br />
				　<br />
				「どうするの、それっ？」</p>
				<p>　私の問いかけに女房は次のように答えた。<br />
				　<br />
				「見たら判るでしょ、洗って乾かして北海道に持って行くの。どれにも思い出があるし、下さった皆さんの気持ちがこもってるから捨てられない。コボもこれを見たら落ち着くかも知れないし……」</p>
				<p>　タライの中でねずみ色に蘇ったイルカが、浮いて泳ぐことなく、底で苦戦していた。<br />
				　<br />
				　皆さんにいただいたヌイグルミだった。<br />
				　生後間もなく、障害のために兄弟たちから離され、1匹だけでダンボールの箱に入れられていたコボに、寂しそうだからと、どなたかが小さな犬のヌイグルミを持ってきて下さった。<br />
				　以来、コボの周囲にはヌイグルミが絶えることはなかった。エニセイやゴン次、サンタたちが兄弟で取っ組み合いをしている時、コボは小さなダックスの布に口を当てていた。<br />
				　泳げないイルカは、コボのお気に入りの一つだった。サークルの中でバタンと倒れると、伏せの形に姿勢を整え、そして周囲のヌイグルミに鼻を向けた。いくつかの中からイルカを探し出すと、首を伸して何度も何度も舐めていた。<br />
				　<br />
				　コボはけしてヌイグルミを破壊しなかった。丁寧に舐め、そして顎の枕にして昼寝をするのが常だった。しかし、1個だけ、コボが歯を使うものがあった。それは高さが25センチほどのハスキーだった。最初にハスキーの鼻をちぎったのはコボではなく、柴犬のだれかだったと思う。そのほころびが気になったのか、気に入ったのか、コボはその鼻だけは狙った。まるで兄弟たちと噛み遊びができないための代償行為に思えた。<br />
				　口蓋や舌の運動機能にも異常のあるコボは、口の奥まで突っ込んでもらわないと飲み込むことができない。それが幸いし、普通の子犬なら破壊し誤食誤飲の怖れのあるヌイグルミも、安心して預けることができた。<br />
				　<br />
				　北の庭で広げた数十個のヌイグルミの中に、茶色の小さな犬があった。あれはコボが2度目の夏を迎えた頃だったろうか、私は優しい語り方の母娘さんを思い出した。<br />
				　<br />
				「あのう、これっ、娘が焼きました。コボちゃんが大好きだって言うので、餡から作ったアンパンです」</p>
				<p>　紙袋を差し出したお母さんの横に、恥ずかしそうに中学生の娘さんが立っていた。そして、<br />
				　<br />
				「こし餡は難しそうなので粒餡ですが、コボちゃん食べてくれたら嬉しいです……」</p>
				<p>　小さいけれど、しっかりした口調で私に告げた。<br />
				　<br />
				「ありがとうございます。コボ、喜びます。今、あげちゃいますね。待ってて下さい。あっ、粒餡、問題ありません、大好きです。こし餡って叫んでいるのは、私が好きだからです、すみません、紛らわしくて」</p>
				<p>　大声で『コボ、アンパーン！』と叫ぶと、しっかり言葉を理解している彼は舌なめずりをしながらスキップをしてきた。<br />
				　コボとおこぼれ狙いの犬たちが食べ終えた後、お母さんが大きめのバッグを開いた。<br />
				　<br />
				「これは私の作ったヌイグルミです。良かったらコボちゃんに。中身はパンヤじゃなくて真綿ですので破れても安全かと……」</p>
				<p>　ネコのヌイグルミをいただいたこともあった。<br />
				　<br />
				「娘が一番気に入って抱えてるものです。どうしてもコボちゃんにあげたいって言うもので。汚れてますが貰っていただけますか」</p>
				<p>　保育所の年少組の女の子は、「本当にいいの？」と言う私の問いかけに、笑顔で首をたてに振った。以後、彼女は1カ月に一度は百友坊に来てくれた。コボに呼び掛け、そしてコボのサークルの中にある自分のヌイグルミを確認して嬉しそうにお母さんに報告していた。<br />
				　<br />
				　大きな犬は、特別養護老人ホームで暮らす老婦人からのプレゼントだった。私が持っていても、ちっとも嬉しくない。ぜひ、コボちゃんの友だちにして、と告げられた。<br />
				　<br />
				　少し色褪せた様々なヌイグルミには、皆さんの想いがあふれていたと、今も思う。<br />
				　写真には並んでいないが、寒気の染み込む車庫のサークルでは、寝わらにまみれて3個のヌイグルミがコボと共同生活をしている。そう、2年前の12月14日に、女房が『忘れ物ー』と叫んだものが。</p>
				<p>　最後に1通のメールを紹介させていただこう。一昨日、コボの誕生日に届いたものだった。</p>
				<p><em>（略）<br />
				コボちゃん、そして兄弟姉妹のみんな、4歳のお誕生日おめでとう。</p>
				<p>コボちゃんが生まれた時からの自分で撮った写真を見ていたら、何かしみじみ、『4歳、良かった、良かった。。。』と、胸が熱くなりました。<br />
				今だから言ってしまいますが、コボちゃんが目の前で倒れるたびに、思わず『危ないっ！』って、腰を浮かしかけたこと、手を伸ばしかけたことが何度もありました。<br />
				（それはもう、私だけではないと思いますが・・・）<br />
				でも、石川さんは「自分で起き上がることが大切なんです、手を貸さないでください」と明るくおっしゃって……。<br />
				『そうですよね』って頭ではわかっていながらも、『コンクリートは痛いよね・・・』と思い、見ているのが辛かったです。<br />
				でも、それでコボちゃんは立派な体格、筋肉マンになりましたね。<br />
				倒れても、倒れても、自力で踏ん張り、起き上がってきたからこその、惚れ惚れするような身体になって。。。</p>
				<p>心も身体も成長して、4歳になったコボちゃん。<br />
				本当に、おめでとうございます。<br />
				これからも、どうぞ、元気でいてください。</p>
				<p>コボちゃんが私の手を甘噛みしようとした時、<br />
				「痛いから嫌だよー」って、噛ませてあげませんでした～～。<br />
				私は意地悪おばさんですね。</p>
				<p>『コボちゃん、あの時はごめんね～～～！』</p>
				<p>（略）</em></p>
				<p>　送り主のＫさんをはじめ、距離は離れても大勢の方に見守られ、応援されているコボは、本当に幸せな犬だと思う。まさに今も10万人の心が寄せられていると、感謝とともにコボに伝えている。</p>
				<div id="attachment_1508" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_98_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_98_2-300x195.jpg" alt="2年ぶりの対面、コボも様々なことを思い出しているのだろうか……。" title="kobo_98_2" width="300" height="195" class="size-medium wp-image-1508" /></a><p class="wp-caption-text">2年ぶりの対面、コボも様々なことを思い出しているのだろうか……。</p></div>
				<p>　　<br />
				　　<br />
				　今回でこの物語は一旦終了します。北に戻ってからのドラマ、そしてこれからは、また新しい形で紹介をさせていただきます。<br />
				　それまで、しばしの猶予をいただきます。<br />
				　長い間、拙い文章をお読みいただき、ありがとうございました。<br />
				　日々、しっかりコボを見つめ、笑顔で付き合っていきます。<br />
				　　　　　　　　　　　　　　　<br />
				石川　利昭（2009年12月24日更新）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p style="text-align: right;"><span style="font-size: medium;">【起き上がれ、コボ！・最終回のお知らせ】</span></p>
				<p style="text-align: right;">2008年12月よりスタートした当連載は、今回で最終回となります。<br />
				今まで応援ありがとうございました。<br />
				今後の石川利昭さんの情報は、<a href="http://202.164.255.119/ubu/" target="_blank">いしかわさんの命がいっぱい</a>をご覧ください。</p>
				<p style="text-align: right;">1年分のアーカイブを最初からご覧になる場合は、<br />
				下の「バックナンバー」の左上アイコンからどうぞ。<br />
				（まゆたんち編集部）</p>
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		</item>
		<item>
		<title>第97回　そして、4歳……</title>
		<link>http://mayutanchi.com/kobo/?p=1491</link>
		<comments>http://mayutanchi.com/kobo/?p=1491#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 22 Dec 2009 07:00:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mayutanchi.com/kobo/?p=1491</guid>
		<description><![CDATA[				
				　午前6時50分。南東の地平線が明るい黄金色に変わった。マイナス9℃の空気は澄み渡っていた。
				　そして7時、太陽は目に見える速さでその姿を現した。雲はない、風もない。まだ越冬地に移動していないタンチョウの鳴き交わす声が、あふれ始めた陽光の中に聞こえた。
				　
				　女房に伴われて玄関からコボが出て来た。
				5メートルほど進んだ所で足を止め、全身を震わせた。まず腰と尻、そして首から頭を小刻みに回転させて毛並みを整える。
				　2日前に積もった雪の上に新しい粉雪が重なっていた。歩くコボの足元で、祝いの紙吹雪のように舞い上がった。
				　
				「コボ、ほらっ、今日でお前は4歳だよ、良かったね」
				　女房の声が弾み、コボが跳ねた。
				　コボ用の水おけはガチガチに凍っていた。私はおけをひっくり返して湯をかけて氷を外し、新しい湯を入れた。
				　
				「4歳。ここまで頑張ってくれるとは、実は思ってなかった。痙攣や発作などいろいろあったからね……。さすが起き上がりこぼしのコボだ！」
				　うまそうに自力で水を飲むコボを見ながら私もつぶやいた。コボの頭の回りに寒気を示す湯気が立ち昇り、オレンジの朝日を受け止めて輝いていた。
				　
				　北の地に移動して2年が過ぎた。制約の少ない原野で、取り巻く四季の息吹をコボは生きるエネルギーに替えてくれた。それは、西多摩で展開していた王国運動の中で、来られたお客さんからいただいたエールに匹敵するパワーとなっただろう。
				　百友坊で出会った10万人の皆さんの笑顔を、私は時々詳細にその際の雰囲気、ディテールとともに思い出すことがある。
				『あれがあったからこそ、今、4歳のコボがいる』
				　そう確信し、感謝の気持ちでいっぱいになる。
				　
				　4年前の今日（12月22日）、産声を上げることなく誕生したコボの蘇生を見守り、手伝ってくれたサンシャインくんが、今年の夏、獣医になるための実習で近くの家畜共済診療所に来た。実習期間の前後、彼は持参した折りたたみ式の自転車に乗ってコボに会いに来てくれた。
				　
				「コボちゃん、すっかり大人ですね。元気そうで嬉しいです。良かったね、コボちゃん！」
				　彼の大学の名物だと言うドラヤキを、コボは夢中になって食べた。
				　大学で学んで4年、彼は小動物から大動物に将来の目標を変えようとしていた。どんな未来になろうとも、その基本に心肺停止から蘇ったコボの姿と舌の色の変化、そしてぬくもりがあると私は信じている。時にはアンパンやドラヤキを犬の飼い主に奨められる獣医さんになるように、と言って別れた。
				　
				　コボには『不平不満』がない。『自暴自棄』とも無縁である。さらに『隣の庭を覗かない』。　
				　この3つの呪縛にからめ捕らえられる事の多い人間は、自ら不幸を創出することに長けた唯一の生き物かも知れない。
				　あるがままを受け入れ、その中で起き上がろうとするコボを見ていると、我が身を振り返り情けなくなる。
				　
				「コボ、生きててくれて、ありがとう。また1年、楽しく行こうね……！」
				　誕生日に特別な感慨はない。しかし、区切りではある。
				　今日を起点に、また新しい1年をコボと歩んで行きたい。それは自分自身の前進に必ずやつながるのだから。
				（2009年12月22日更新）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<div id="attachment_1493" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_97_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_97_1-300x213.jpg" alt="新しい雪の上で4歳を迎えた。サモエドは雪が似合う犬。コボは心も身体も弾んでいた。" title="kobo_97_1" width="300" height="213" class="size-medium wp-image-1493" /></a><p class="wp-caption-text">新しい雪の上で4歳を迎えた。サモエドは雪が似合う犬。コボは心も身体も弾んでいた。</p></div>
				<p>　午前6時50分。南東の地平線が明るい黄金色に変わった。マイナス9℃の空気は澄み渡っていた。<br />
				　そして7時、太陽は目に見える速さでその姿を現した。雲はない、風もない。まだ越冬地に移動していないタンチョウの鳴き交わす声が、あふれ始めた陽光の中に聞こえた。<br />
				　<br />
				　女房に伴われて玄関からコボが出て来た。<br />
				5メートルほど進んだ所で足を止め、全身を震わせた。まず腰と尻、そして首から頭を小刻みに回転させて毛並みを整える。<br />
				　2日前に積もった雪の上に新しい粉雪が重なっていた。歩くコボの足元で、祝いの紙吹雪のように舞い上がった。<br />
				　<br />
				「コボ、ほらっ、今日でお前は4歳だよ、良かったね」</p>
				<p>　女房の声が弾み、コボが跳ねた。<br />
				　コボ用の水おけはガチガチに凍っていた。私はおけをひっくり返して湯をかけて氷を外し、新しい湯を入れた。<br />
				　<br />
				「4歳。ここまで頑張ってくれるとは、実は思ってなかった。痙攣や発作などいろいろあったからね……。さすが起き上がりこぼしのコボだ！」</p>
				<p>　うまそうに自力で水を飲むコボを見ながら私もつぶやいた。コボの頭の回りに寒気を示す湯気が立ち昇り、オレンジの朝日を受け止めて輝いていた。<br />
				　<br />
				　北の地に移動して2年が過ぎた。制約の少ない原野で、取り巻く四季の息吹をコボは生きるエネルギーに替えてくれた。それは、西多摩で展開していた王国運動の中で、来られたお客さんからいただいたエールに匹敵するパワーとなっただろう。<br />
				　百友坊で出会った10万人の皆さんの笑顔を、私は時々詳細にその際の雰囲気、ディテールとともに思い出すことがある。<br />
				『あれがあったからこそ、今、4歳のコボがいる』<br />
				　そう確信し、感謝の気持ちでいっぱいになる。<br />
				　<br />
				　4年前の今日（12月22日）、産声を上げることなく誕生したコボの蘇生を見守り、手伝ってくれたサンシャインくんが、今年の夏、獣医になるための実習で近くの家畜共済診療所に来た。実習期間の前後、彼は持参した折りたたみ式の自転車に乗ってコボに会いに来てくれた。<br />
				　<br />
				「コボちゃん、すっかり大人ですね。元気そうで嬉しいです。良かったね、コボちゃん！」</p>
				<p>　彼の大学の名物だと言うドラヤキを、コボは夢中になって食べた。<br />
				　大学で学んで4年、彼は小動物から大動物に将来の目標を変えようとしていた。どんな未来になろうとも、その基本に心肺停止から蘇ったコボの姿と舌の色の変化、そしてぬくもりがあると私は信じている。時にはアンパンやドラヤキを犬の飼い主に奨められる獣医さんになるように、と言って別れた。<br />
				　<br />
				　コボには『不平不満』がない。『自暴自棄』とも無縁である。さらに『隣の庭を覗かない』。　<br />
				　この3つの呪縛にからめ捕らえられる事の多い人間は、自ら不幸を創出することに長けた唯一の生き物かも知れない。<br />
				　あるがままを受け入れ、その中で起き上がろうとするコボを見ていると、我が身を振り返り情けなくなる。<br />
				　<br />
				「コボ、生きててくれて、ありがとう。また1年、楽しく行こうね……！」</p>
				<p>　誕生日に特別な感慨はない。しかし、区切りではある。<br />
				　今日を起点に、また新しい1年をコボと歩んで行きたい。それは自分自身の前進に必ずやつながるのだから。</p>
				<div id="attachment_1494" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_97_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_97_2-300x203.jpg" alt="私の股に頭を入れてきた。ひとりと1匹、呼吸のリズムがそろい、穏やかさを共有できた。" title="kobo_97_2" width="300" height="203" class="size-medium wp-image-1494" /></a><p class="wp-caption-text">私の股に頭を入れてきた。ひとりと1匹、呼吸のリズムがそろい、穏やかさを共有できた。</p></div>
				<p style="text-align: right;">（2009年12月22日更新）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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		</item>
		<item>
		<title>第96回　北海道標津郡中標津町字協和</title>
		<link>http://mayutanchi.com/kobo/?p=1473</link>
		<comments>http://mayutanchi.com/kobo/?p=1473#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 17 Dec 2009 07:00:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mayutanchi.com/kobo/?p=1473</guid>
		<description><![CDATA[				　4歳以上の犬ネコたちには里帰りであり、若い連中には初めての北の住処は、雪がないことで余計に寒さが感じられた。
				　これまでとはまったく異なる環境、そして生活のリズムにほんの少し戸惑いを見せたものの、さすがに彼らは長い時間を人類と共生してきた家畜である。すぐに順応し、ばたばたとしている私や女房を、その笑顔で励ましてくれた。
				　そうだった。犬たちは大好きな飼い主が横にいてくれれば、どんな環境、出来事が起きても乗り越えられる生きものだった。ネコはそうはいかないが、幸い1匹での引越しではなく30匹の仲間とともに移動をしたので、ストレスは少なかった。
				　室内にコボの暮らすスペースはなかった。ネコと、養生の必要な犬たちで満室状態だった。私は車庫に雑居館で使っていたサークルを立て、中に寝わらをたっぷり入れてコボの居室を用意した。コボはサモエドである。彼の見事な白い毛が、温度差20℃を乗り越えてくれた。　
				　
				「良かったね、親孝行だね、コボは。引越しの時も、越して忙しい時も発作を起こさないでくれた……」
				　女房がほっとした口調で言った。
				　
				「コボだけじゃないよ、みんな体調を崩さずにがんばってくれた。ありがとう、だね！」
				　午後の3時を過ぎると暗くなる北国の生活は忙しかった。こちらでは広い柵で囲われているわけではないので、信頼度がいまひとつの犬はフリーにできない。2匹ずつリードで散歩をするだけで朝夕、それぞれ2時間は必要だった。
				　毎日が駆け足だった。考えるよりも身体を動かさなければならないことが次から次へと押し寄せてきた。
				　
				「コボ、ごめんね。今度、いっぱい遊んであげるね」
				　女房は申し訳なさそうに言っていたが、その今度がいつになるか、私たちには判らなかった。
				　
				　ところが、である。
				　私たち夫婦の状況を理解したかのように、コボが手をわずらわせることなく北の暮らしを楽しみ始めた。雪がなければササやぶで茎や葉をくわえて遊び、雪が積もると嬉しそうに胸でラッセルをして他の犬たちと競争していた。
				　落ちると泥だらけ、姿勢が悪ければ溺れる心配のある小川はない。転倒すると頭を強打するコンクリートの広場も障害物もない。
				　あるのはダケカンバやミズナラの林とササやぶ、そして枯れた雑草だらけの広い庭だった。まあ、自由にしておいても大丈夫だろうとサークルから出しておく時間が増えてきた。そんな中で、コボは我が家とその周囲のレイアウトを理解し、どこに行けば水を飲むことができるか、どこでササをくわえられるか、果ては、どこから大好物のアンパンが出てくるかを覚えてしまった。そう、あきる野の雑居館のバックヤードがそうだったように、私が玄関に消えると、あわててドアの前に駆け寄り、舌舐めずりをして待ち構えていた。
				　発作が起きることもあった。しかし、確実に頻度は減り、症状が続く時間も短くなっていた。嬉しいことに北に越してからも、コボを心配して下さる方々から定期的に薬（アンパン）が送られてきていた。それをパワーに、コボは雪の中で、自分で問題を乗り越えていた。
				　
				　それでは2007年の引越しから翌春までの様子を、写真で紹介させていただこう。
				（2009年12月17日更新）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>　4歳以上の犬ネコたちには里帰りであり、若い連中には初めての北の住処は、雪がないことで余計に寒さが感じられた。<br />
				　これまでとはまったく異なる環境、そして生活のリズムにほんの少し戸惑いを見せたものの、さすがに彼らは長い時間を人類と共生してきた家畜である。すぐに順応し、ばたばたとしている私や女房を、その笑顔で励ましてくれた。<br />
				　そうだった。犬たちは大好きな飼い主が横にいてくれれば、どんな環境、出来事が起きても乗り越えられる生きものだった。ネコはそうはいかないが、幸い1匹での引越しではなく30匹の仲間とともに移動をしたので、ストレスは少なかった。<br />
				　室内にコボの暮らすスペースはなかった。ネコと、養生の必要な犬たちで満室状態だった。私は車庫に雑居館で使っていたサークルを立て、中に寝わらをたっぷり入れてコボの居室を用意した。コボはサモエドである。彼の見事な白い毛が、温度差20℃を乗り越えてくれた。　<br />
				　<br />
				「良かったね、親孝行だね、コボは。引越しの時も、越して忙しい時も発作を起こさないでくれた……」</p>
				<p>　女房がほっとした口調で言った。<br />
				　<br />
				「コボだけじゃないよ、みんな体調を崩さずにがんばってくれた。ありがとう、だね！」</p>
				<p>　午後の3時を過ぎると暗くなる北国の生活は忙しかった。こちらでは広い柵で囲われているわけではないので、信頼度がいまひとつの犬はフリーにできない。2匹ずつリードで散歩をするだけで朝夕、それぞれ2時間は必要だった。<br />
				　毎日が駆け足だった。考えるよりも身体を動かさなければならないことが次から次へと押し寄せてきた。<br />
				　<br />
				「コボ、ごめんね。今度、いっぱい遊んであげるね」</p>
				<p>　女房は申し訳なさそうに言っていたが、その今度がいつになるか、私たちには判らなかった。<br />
				　<br />
				　ところが、である。<br />
				　私たち夫婦の状況を理解したかのように、コボが手をわずらわせることなく北の暮らしを楽しみ始めた。雪がなければササやぶで茎や葉をくわえて遊び、雪が積もると嬉しそうに胸でラッセルをして他の犬たちと競争していた。<br />
				　落ちると泥だらけ、姿勢が悪ければ溺れる心配のある小川はない。転倒すると頭を強打するコンクリートの広場も障害物もない。<br />
				　あるのはダケカンバやミズナラの林とササやぶ、そして枯れた雑草だらけの広い庭だった。まあ、自由にしておいても大丈夫だろうとサークルから出しておく時間が増えてきた。そんな中で、コボは我が家とその周囲のレイアウトを理解し、どこに行けば水を飲むことができるか、どこでササをくわえられるか、果ては、どこから大好物のアンパンが出てくるかを覚えてしまった。そう、あきる野の雑居館のバックヤードがそうだったように、私が玄関に消えると、あわててドアの前に駆け寄り、舌舐めずりをして待ち構えていた。<br />
				　発作が起きることもあった。しかし、確実に頻度は減り、症状が続く時間も短くなっていた。嬉しいことに北に越してからも、コボを心配して下さる方々から定期的に薬（アンパン）が送られてきていた。それをパワーに、コボは雪の中で、自分で問題を乗り越えていた。<br />
				　<br />
				　それでは2007年の引越しから翌春までの様子を、写真で紹介させていただこう。</p>
				<div id="attachment_1474" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_1-300x195.jpg" alt="北の新居に到着した日、コボは土の匂いを嗅ぎまわった。" title="kobo_96_1" width="300" height="195" class="size-medium wp-image-1474" /></a><p class="wp-caption-text">北の新居に到着した日、コボは土の匂いを嗅ぎまわった。</p></div>
				<div id="attachment_1475" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_2-300x225.jpg" alt="雪が積もると、コボは嬉しかった。雪が身体を支えてくれるので、倒れ難いことを知った。" title="kobo_96_2" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1475" /></a><p class="wp-caption-text">雪が積もると、コボは嬉しかった。雪が身体を支えてくれるので、倒れ難いことを知った。</p></div>
				<div id="attachment_1476" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_3.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_3-300x225.jpg" alt="発作が起き、目に力のない時も、コボは雪原を歩いた。" title="kobo_96_3" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1476" /></a><p class="wp-caption-text">発作が起き、目に力のない時も、コボは雪原を歩いた。</p></div>
				<div id="attachment_1477" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_4.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_4-300x202.jpg" alt="部屋の中は床暖房が効いていた。ネコたちには天国だった。" title="kobo_96_4" width="300" height="202" class="size-medium wp-image-1477" /></a><p class="wp-caption-text">部屋の中は床暖房が効いていた。ネコたちには天国だった。</p></div>
				<div id="attachment_1478" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_5.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_5-300x279.jpg" alt="東京から送られてきた薬はみんなが狙う懐かしい味。コボだけにあげるのが難しかった。" title="kobo_96_5" width="300" height="279" class="size-medium wp-image-1478" /></a><p class="wp-caption-text">東京から送られてきた薬はみんなが狙う懐かしい味。コボだけにあげるのが難しかった。</p></div>
				<div id="attachment_1479" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_6.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_6-300x206.jpg" alt="水はここだね。コボの自活の度合いはどんどん上がっていった。" title="kobo_96_6" width="300" height="206" class="size-medium wp-image-1479" /></a><p class="wp-caption-text">水はここだね。コボの自活の度合いはどんどん上がっていった。</p></div>
				<div id="attachment_1480" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_7.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_7-300x203.jpg" alt="ほらっ、また積もったよ！　コボは張りきり、吹きだまりとの格闘を楽しんだ。" title="kobo_96_7" width="300" height="203" class="size-medium wp-image-1480" /></a><p class="wp-caption-text">ほらっ、また積もったよ！　コボは張りきり、吹きだまりとの格闘を楽しんだ。</p></div>
				<div id="attachment_1481" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_8.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_8-300x224.jpg" alt="以前のように、北の百友坊にはキタキツネも顔を出してくれていた。カエデが私たちに知らせてくれた。" title="kobo_96_8" width="300" height="224" class="size-medium wp-image-1481" /></a><p class="wp-caption-text">以前のように、北の百友坊にはキタキツネも顔を出してくれていた。カエデが私たちに知らせてくれた。</p></div>
				<div id="attachment_1482" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_9.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_9-300x225.jpg" alt="コボを支えてくれたラーナ母さん（左）と妹のエニセイ。" title="kobo_96_9" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1482" /></a><p class="wp-caption-text">コボを支えてくれたラーナ母さん（左）と妹のエニセイ。</p></div>
				<div id="attachment_1483" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_10.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_10-300x222.jpg" alt="日中は新しい友だちのナナシーと日光浴をするラーナだった。" title="kobo_96_10" width="300" height="222" class="size-medium wp-image-1483" /></a><p class="wp-caption-text">日中は新しい友だちのナナシーと日光浴をするラーナだった。</p></div>
				<div id="attachment_1484" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_11.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_11-300x208.jpg" alt="しかし、２月の下旬。ラーナの容態が悪化した。最後の時間を女房とネコたちに見守られ、そして静かに旅立った……。ありがとう、ラーナ母さん！" title="kobo_96_11" width="300" height="208" class="size-medium wp-image-1484" /></a><p class="wp-caption-text">しかし、２月の下旬。ラーナの容態が悪化した。最後の時間を女房とネコたちに見守られ、そして静かに旅立った……。ありがとう、ラーナ母さん！</p></div>
				<div id="attachment_1485" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_12.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_12-300x199.jpg" alt="私たちを慰めてくれたのは新しい命だった。パエルに続いてエニセイが８匹の子犬を出産し、コボは叔父さんになった。" title="kobo_96_12" width="300" height="199" class="size-medium wp-image-1485" /></a><p class="wp-caption-text">私たちを慰めてくれたのは新しい命だった。パエルに続いてエニセイが８匹の子犬を出産し、コボは叔父さんになった。</p></div>
				<div id="attachment_1489" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_13.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_96_13-300x197.jpg" alt="誰かが保育士になるのは、あきる野の頃と同じだった。コボの甥や姪たちはクロ マメに育てられた。" title="kobo_96_13" width="300" height="197" class="size-medium wp-image-1489" /></a><p class="wp-caption-text">誰かが保育士になるのは、あきる野の頃と同じだった。コボの甥や姪たちはクロ マメに育てられた。</p></div>
				<p style="text-align: right;">（2009年12月17日更新）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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		<title>第95回　さよなら、ありがとう……</title>
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		<pubDate>Tue, 15 Dec 2009 07:00:50 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mayutanchi.com/kobo/?p=1455</guid>
		<description><![CDATA[				　あきる野での活動を終えると公表してからの日々は、私の頭の中に大きな石を重ねていく時間の積み上げだった。
				　しだいに重くなる頭と気持ちを、よしっと小さく自分にかけ声をかけることでおさめ、名残を惜しんで駆け付けて下さる大勢の皆さんの前に、いつもと同じような笑顔の犬やネコたちと立ち続けた。
				　ただただ言えることは、王国も、その一部だった石川百友坊も、来られた皆さんの気持ちに支えられていたと言うことだった。障害を持って生まれたコボも、笑顔でエールを送り、そして見守って下さった10万人の方に育てられた。皆さんの言葉が私と女房の支えであり、どんな事でも乗り越えられた。
				　11月25日。西多摩で展開をしていた王国は静かに活動を終えた。
				　閉園後も、まるで家族のように、連日、大勢の方が後片付けに駆け付けて下さった。どんな感謝の言葉を発しても足りない、3年余りの短い活動だったが、私たちは明らかに素晴らしい仲間に巡り会うことができた。
				　
				　そして12月14日、コボが北に向けて出発する日が来た。経費の問題もあり、北海道に向かう犬やネコ、そして仲間たちは、自らトラックと乗用車のハンドルを握って1500キロを駆けることになっていた。
				　当日の朝。
				　快晴だった。
				　寒かった。
				　前日の雨が溜った水たまりには薄く氷も張り、朝日を反射し、もう見ることもないであろうサマーランドの観覧車を映していた。
				　Ｋさんがいた。Ｓさんがいた。ＭさんもＡさんもいた。Ｕさんは遠くから駆け付けてきてくれていた。数え切れない方が集まって下さった。そして、それぞれの道を歩むことになった王国仲間たちも……。
				　長い距離を運転するにもかかわらず、ほとんど眠れなかった私と女房は、第一便に積み込む品々と犬たちの確認でばたばたとしていた。そうしないと、かけて下さる皆さんの別れの挨拶に、胸が熱くふくらみ目がすぐに反応しそうだった。
				　私はカメラを仲間に預けて撮影を頼んでいた。その写真を並べて、生まれた地、あきる野でのコボの最後の日を振り返ろう。
				　長いドライブとなる移動にコボが耐えられるのか、私と女房は心配していた。しかし、Ｔさんの車は車内も広く、コボとラーナ、そしてマヒの残るヘアレス犬のカリンが自由にできるスペースが後部座席にあった。そしてすぐ横には一緒にうとうとしている女房……。
				　ある意味、3匹には最高の幸せの時間であり、密度の濃い1泊2日のドライブを無事に終えることができた。出発の朝、皆さんにいただいた道中のコボの薬（アンパン）は40個を超えていたが、コボの胃袋に収まったのは2個、ドライバーの眠気覚ましに使われたのが5個だった。
				（2009年12月15日更新）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>　あきる野での活動を終えると公表してからの日々は、私の頭の中に大きな石を重ねていく時間の積み上げだった。<br />
				　しだいに重くなる頭と気持ちを、よしっと小さく自分にかけ声をかけることでおさめ、名残を惜しんで駆け付けて下さる大勢の皆さんの前に、いつもと同じような笑顔の犬やネコたちと立ち続けた。<br />
				　ただただ言えることは、王国も、その一部だった石川百友坊も、来られた皆さんの気持ちに支えられていたと言うことだった。障害を持って生まれたコボも、笑顔でエールを送り、そして見守って下さった10万人の方に育てられた。皆さんの言葉が私と女房の支えであり、どんな事でも乗り越えられた。<br />
				　11月25日。西多摩で展開をしていた王国は静かに活動を終えた。</p>
				<p>　閉園後も、まるで家族のように、連日、大勢の方が後片付けに駆け付けて下さった。どんな感謝の言葉を発しても足りない、3年余りの短い活動だったが、私たちは明らかに素晴らしい仲間に巡り会うことができた。<br />
				　<br />
				　そして12月14日、コボが北に向けて出発する日が来た。経費の問題もあり、北海道に向かう犬やネコ、そして仲間たちは、自らトラックと乗用車のハンドルを握って1500キロを駆けることになっていた。<br />
				　当日の朝。<br />
				　快晴だった。<br />
				　寒かった。<br />
				　前日の雨が溜った水たまりには薄く氷も張り、朝日を反射し、もう見ることもないであろうサマーランドの観覧車を映していた。<br />
				　Ｋさんがいた。Ｓさんがいた。ＭさんもＡさんもいた。Ｕさんは遠くから駆け付けてきてくれていた。数え切れない方が集まって下さった。そして、それぞれの道を歩むことになった王国仲間たちも……。<br />
				　長い距離を運転するにもかかわらず、ほとんど眠れなかった私と女房は、第一便に積み込む品々と犬たちの確認でばたばたとしていた。そうしないと、かけて下さる皆さんの別れの挨拶に、胸が熱くふくらみ目がすぐに反応しそうだった。<br />
				　私はカメラを仲間に預けて撮影を頼んでいた。その写真を並べて、生まれた地、あきる野でのコボの最後の日を振り返ろう。</p>
				<div id="attachment_1457" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_1-300x206.jpg" alt="雰囲気がいつもと違うことに気づいたコボは、まず私を探した。" title="kobo_95_1" width="300" height="206" class="size-medium wp-image-1457" /></a><p class="wp-caption-text">雰囲気がいつもと違うことに気づいたコボは、まず私を探した。</p></div>
				<div id="attachment_1458" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_2-300x212.jpg" alt="皆さんがコボを見てくれた。写真を撮ってくれた。" title="kobo_95_2" width="300" height="212" class="size-medium wp-image-1458" /></a><p class="wp-caption-text">皆さんがコボを見てくれた。写真を撮ってくれた。</p></div>
				<div id="attachment_1459" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_3.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_3-300x223.jpg" alt="あきる野で、皆さんの前で最後のアンパンショー。母親のラーナもいつの間にか寄ってきていた。" title="kobo_95_3" width="300" height="223" class="size-medium wp-image-1459" /></a><p class="wp-caption-text">あきる野で、皆さんの前で最後のアンパンショー。母親のラーナもいつの間にか寄ってきていた。</p></div>
				<div id="attachment_1460" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_4.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_4-300x230.jpg" alt="Ｔさんが提供してくれた大きな車に、ラーナとコボは一緒に乗ることになっていた。ラーナは、見えない目で３年半を過ごした西多摩を心に焼き付けていたのだろうか。" title="kobo_95_4" width="300" height="230" class="size-medium wp-image-1460" /></a><p class="wp-caption-text">Ｔさんが提供してくれた大きな車に、ラーナとコボは一緒に乗ることになっていた。ラーナは、見えない目で３年半を過ごした西多摩を心に焼き付けていたのだろうか。</p></div>
				<div id="attachment_1461" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_5.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_5-300x217.jpg" alt="コボは、最後まで皆さんに抱かれていた。幸せな犬だった。" title="kobo_95_5" width="300" height="217" class="size-medium wp-image-1461" /></a><p class="wp-caption-text">コボは、最後まで皆さんに抱かれていた。幸せな犬だった。</p></div>
				<div id="attachment_1462" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_6.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_6-300x219.jpg" alt="そして、自ら別れの挨拶と御礼に……。" title="kobo_95_6" width="300" height="219" class="size-medium wp-image-1462" /></a><p class="wp-caption-text">そして、自ら別れの挨拶と御礼に……。</p></div>
				<div id="attachment_1463" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_7.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_7-300x217.jpg" alt="お父さん、忘れ物！」女房の大きな声が寒気の中に響いた。最後の夜をともに過ごしたコボの大切なヌイグルミを手に持っていた。" title="kobo_95_7" width="300" height="217" class="size-medium wp-image-1463" /></a><p class="wp-caption-text">お父さん、忘れ物！」女房の大きな声が寒気の中に響いた。最後の夜をともに過ごしたコボの大切なヌイグルミを手に持っていた。</p></div>
				<div id="attachment_1464" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_8.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_8-300x225.jpg" alt="駆け付けて下さった皆さんの笑顔に励まされた。また、必ず会うことができる、そうしなければ、と心に留めた。" title="kobo_95_8" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1464" /></a><p class="wp-caption-text">駆け付けて下さった皆さんの笑顔に励まされた。また、必ず会うことができる、そうしなければ、と心に留めた。</p></div>
				<div id="attachment_1465" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_9.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_9-300x227.jpg" alt="いよいよ出発。窓から顔を入れようとしないコボに、「気をつけてコボ、また会おうね！」とＮさんが叫んでいた。" title="kobo_95_9" width="300" height="227" class="size-medium wp-image-1465" /></a><p class="wp-caption-text">いよいよ出発。窓から顔を入れようとしないコボに、「気をつけてコボ、また会おうね！」とＮさんが叫んでいた。</p></div>
				<div id="attachment_1466" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_10.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_10-300x199.jpg" alt="トラックも白い煙を吐き出して動き始めた。全5便に及ぶ大移動が開始された。" title="kobo_95_10" width="300" height="199" class="size-medium wp-image-1466" /></a><p class="wp-caption-text">トラックも白い煙を吐き出して動き始めた。全5便に及ぶ大移動が開始された。</p></div>
				<div id="attachment_1467" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_11.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_95_11-300x212.jpg" alt="東北道のＳＡで。コボは北帰行を楽しんでいた。" title="kobo_95_11" width="300" height="212" class="size-medium wp-image-1467" /></a><p class="wp-caption-text">東北道のＳＡで。コボは北帰行を楽しんでいた。</p></div>
				<p>　長いドライブとなる移動にコボが耐えられるのか、私と女房は心配していた。しかし、Ｔさんの車は車内も広く、コボとラーナ、そしてマヒの残るヘアレス犬のカリンが自由にできるスペースが後部座席にあった。そしてすぐ横には一緒にうとうとしている女房……。<br />
				　ある意味、3匹には最高の幸せの時間であり、密度の濃い1泊2日のドライブを無事に終えることができた。出発の朝、皆さんにいただいた道中のコボの薬（アンパン）は40個を超えていたが、コボの胃袋に収まったのは2個、ドライバーの眠気覚ましに使われたのが5個だった。</p>
				<p style="text-align: right;">（2009年12月15日更新）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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		</item>
		<item>
		<title>第94回　そして秋……</title>
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		<pubDate>Thu, 10 Dec 2009 07:00:39 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

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		<description><![CDATA[				　『夜の百友坊』という企画を時々行なっていた。日が沈んだ頃から2時間ほど、あらためて百友坊に来ていただき、普段は見られない生きものたちの様子を楽しんでもらっていた。
				　9月29日。大勢の皆さんの希望もあり、夜の百友坊を初めて拡大して『朝まで百友坊』が行なわれた。布団や寝袋を持ち込んでも、ベンチで仮眠をしても、犬ネコたちと一緒に床に転がっても、はたまた朝まで酒を酌み交わしても構わない、食べ、飲み、話し、そして犬ネコたちと一夜を楽しく過ごそうとのイベントだった。
				　友人のＥさん夫妻が、自分たちのバンド『アストロＢ』の特別セッション『アニマルＢ』を組んでライブ演奏をしてくれた。
				　私はいくらかアルコールの入った勢いでコボとともに闖入し、コボの大好きなアンパンショーを行なった。
				　コボの食欲はアンパンだけではなく、いつもの餌でも快調だった。祖父のマロが使っていたアルミ製の大きな器に顔を入れ、鼻にフードを付けてフガフガ言いながら、かなり上達した舌づかいで食べていた。
				　『朝まで百友坊』では夕食、朝食と２回の食事タイムがあった。コボは張りきり、皆さんに色々なものをもらっていた。焼き鳥（もちろん串は外してある）、カニ、焼肉、チーズに蒲鉾、さらにはイモ団子に刺し身と、これはもう盆に正月状態だった。
				　中には、カニの殻を食べ過ぎて暗がりでそっと吐き戻し、再び尾を振って宴の場に戻るローマ貴族のような犬（ラブラドールのセンと柴犬のラッキーである）もいた。
				　少し寒さを感じるようになった百友坊の秋の夜は、賑やかに更けていた。
				　
				　この頃の写真をHさんがたくさん撮ってくれていた。それを並べて振り返ってみよう。
				　そして10月中旬。
				　あきる野の王国は11月25日をもって活動を終了することが発表になった。経営運営上の問題を解決することができず、苦悶の上での結論だった。
				　あきる野で出会った大勢の皆さんの顔が、私の頭の中でぐるぐると回り続けていた。
				　しかし、目の前の犬やネコたちには無関係な動きだった。
				　彼らは、いつもと変わらない瞳でみつめてきた。いつもと同じように私を遊びに誘い、来られた皆さんに尾を振っていた……。
				　コボもまた、いつものように、いや、まるで私たちの苦しい気持ちを理解しているような深い瞳をしていた。私にはそう思え、小さな声で「ごめんね」とつぶやくとともに、「お前を守るからね……なんとしても」と心に決めていた。
				（2009年12月10日更新　写真提供・Himiko）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>　『夜の百友坊』という企画を時々行なっていた。日が沈んだ頃から2時間ほど、あらためて百友坊に来ていただき、普段は見られない生きものたちの様子を楽しんでもらっていた。<br />
				　9月29日。大勢の皆さんの希望もあり、夜の百友坊を初めて拡大して『朝まで百友坊』が行なわれた。布団や寝袋を持ち込んでも、ベンチで仮眠をしても、犬ネコたちと一緒に床に転がっても、はたまた朝まで酒を酌み交わしても構わない、食べ、飲み、話し、そして犬ネコたちと一夜を楽しく過ごそうとのイベントだった。<br />
				　友人のＥさん夫妻が、自分たちのバンド『アストロＢ』の特別セッション『アニマルＢ』を組んでライブ演奏をしてくれた。<br />
				　私はいくらかアルコールの入った勢いでコボとともに闖入し、コボの大好きなアンパンショーを行なった。</p>
				<div id="attachment_1441" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_1-300x225.jpg" alt="アンパンと気づいた連中が集まって来た。コボ、ピンチ！" title="kobo_94_1" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1441" /></a><p class="wp-caption-text">アンパンと気づいた連中が集まって来た。コボ、ピンチ！</p></div>
				<div id="attachment_1442" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_2-300x225.jpg" alt="「これはボクの！」コボは、初めて2本立ちで主張をした。" title="kobo_94_2" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1442" /></a><p class="wp-caption-text">「これはボクの！」コボは、初めて2本立ちで主張をした。</p></div>
				<p>　コボの食欲はアンパンだけではなく、いつもの餌でも快調だった。祖父のマロが使っていたアルミ製の大きな器に顔を入れ、鼻にフードを付けてフガフガ言いながら、かなり上達した舌づかいで食べていた。<br />
				　『朝まで百友坊』では夕食、朝食と２回の食事タイムがあった。コボは張りきり、皆さんに色々なものをもらっていた。焼き鳥（もちろん串は外してある）、カニ、焼肉、チーズに蒲鉾、さらにはイモ団子に刺し身と、これはもう盆に正月状態だった。<br />
				　中には、カニの殻を食べ過ぎて暗がりでそっと吐き戻し、再び尾を振って宴の場に戻るローマ貴族のような犬（ラブラドールのセンと柴犬のラッキーである）もいた。<br />
				　少し寒さを感じるようになった百友坊の秋の夜は、賑やかに更けていた。<br />
				　<br />
				　この頃の写真をHさんがたくさん撮ってくれていた。それを並べて振り返ってみよう。</p>
				<div id="attachment_1443" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_3.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_3-300x225.jpg" alt="偉大な祖父、マロの噛み後の残る食器がコボを育ててきた。" title="kobo_94_3" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1443" /></a><p class="wp-caption-text">偉大な祖父、マロの噛み後の残る食器がコボを育ててきた。</p></div>
				<div id="attachment_1444" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_4.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_4-300x225.jpg" alt="この日のメニューには、チーズ、ヨーグルトがたくさん入っていた。" title="kobo_94_4" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1444" /></a><p class="wp-caption-text">この日のメニューには、チーズ、ヨーグルトがたくさん入っていた。</p></div>
				<div id="attachment_1445" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_5.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_5-300x225.jpg" alt="言われなければ、障害がある子とは思われないことも増えた。" title="kobo_94_5" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1445" /></a><p class="wp-caption-text">言われなければ、障害がある子とは思われないことも増えた。</p></div>
				<div id="attachment_1446" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_6.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_6-300x225.jpg" alt="左の前足の先を折ることができた。これもまた進歩のひとつだった。" title="kobo_94_6" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1446" /></a><p class="wp-caption-text">左の前足の先を折ることができた。これもまた進歩のひとつだった。</p></div>
				<div id="attachment_1447" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_7.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_7-300x225.jpg" alt="「苦しゅうない、近こうへ！」そんなセリフが聞こえそう。ヌイグルミは時に『偉そう肘掛け』になった。" title="kobo_94_7" width="300" height="225" class="size-medium wp-image-1447" /></a><p class="wp-caption-text">「苦しゅうない、近こうへ！」そんなセリフが聞こえそう。ヌイグルミは時に『偉そう肘掛け』になった。</p></div>
				<p>　そして10月中旬。<br />
				　あきる野の王国は11月25日をもって活動を終了することが発表になった。経営運営上の問題を解決することができず、苦悶の上での結論だった。<br />
				　あきる野で出会った大勢の皆さんの顔が、私の頭の中でぐるぐると回り続けていた。</p>
				<p>　しかし、目の前の犬やネコたちには無関係な動きだった。<br />
				　彼らは、いつもと変わらない瞳でみつめてきた。いつもと同じように私を遊びに誘い、来られた皆さんに尾を振っていた……。<br />
				　コボもまた、いつものように、いや、まるで私たちの苦しい気持ちを理解しているような深い瞳をしていた。私にはそう思え、小さな声で「ごめんね」とつぶやくとともに、「お前を守るからね……なんとしても」と心に決めていた。</p>
				<div id="attachment_1449" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_8.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_94_8-300x211.jpg" alt="人間にどんな事情があろうとも、コボの瞳は私たちを励ましてくれていた。" title="kobo_94_8" width="300" height="211" class="size-medium wp-image-1449" /></a><p class="wp-caption-text">人間にどんな事情があろうとも、コボの瞳は私たちを励ましてくれていた。</p></div>
				<p style="text-align: right;">（2009年12月10日更新　写真提供・Himiko）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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		<title>第93回　夏は駆け足……</title>
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		<pubDate>Tue, 08 Dec 2009 07:00:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<category><![CDATA[ムツゴロウ王国]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mayutanchi.com/kobo/?p=1416</guid>
		<description><![CDATA[				
				　時々、コボが落ちる、大きなウシガエルが棲息している百友坊の側溝とは違い、入ることで汚れが落ちて全身が白くなるプールは、コボだけではなく、私たちにも喜ぶべきことだった。
				　室内で過ごすことの多い、他のエリアの犬たちは常にきれいだったが、フリーで生活しているエリアに林や土の広場、そして小川のある百友坊の犬たちは、
				「あっ、またシャンプーの替わりにプールに来ている、手抜きだー」
				　
				　と、笑われていた。
				　きょうたクンをはじめ百友坊の真面目なメンバーたちは、プールの水を替える予定日に百友坊の犬を連れて行く気遣いをしていた。
				　
				　プールのおかげで白さを保っていたコボは、３０℃を超える暑さにも慣れ、痙攣（けいれん）発作さえ起きなければ、穏やかに夏の日々を過ごしていた。
				　この頃になると足腰の筋肉が発達し、胸の厚みもサモエドのオス犬らしく、見事な鳩型を示していた。
				　
				「お父さん、ほらっ、触ってみて！」
				　女房が嬉しそうにコボの身体に両手を回して言った。
				　
				「胸も凄いけど、肩から前足にかけての肉が凄い」
				　もともと雪の上でソリを曵く仕事もしていたサモエドは、踏ん張ることが得意な犬である。従って腰から後ろ足にかけての筋肉がぶ厚い。
				　しかし、後ろの右足が弱く、動きに問題のあるコボは、前足を中心に使うことで調和をとってきた。
				　
				「本当だ、また一段と立派になったね、まるでウエイトトレーニングをしたようだ。ミスターコンテストに出られるよ、コボ！」
				　コボは女房と私に同時に触られたのが嬉しく、珍しく尻尾が揺れた。そして、コンテストよりもアンパンと言う瞳で私を見上げた。
				　母親のラーナの体重の減少は止まらなかった。小柄ながら常に24キロは維持していたラーナだったが、とうとう20キロを割ってしまった。
				　食事の前のインシュリン注射も始まった。食後は私が使っていた検査器具で血糖値を確認した。
				　なんとか糖尿病が落ち着きを見せてほしいと祈る気持ちだった。
				　それは、たくさんのコボの兄弟姉妹を飼われている皆さんも同じだった。祈りのこめられた糖尿病に対応する食品が、たくさん届けられていた。
				　
				　トメコから名前が替わったアリーナは、相変わらずの可愛さで、来られたお客さんだけではなく、心配事の多い私や女房を和ませてくれていた。
				　
				　2007年の夏。それは、コボの笑顔とともに駆け足で過ぎ、大きなドラマの前の静けさを伴っていた。
				（2009年12月8日更新　写真提供・かわいねこ）
				＜速報＞
				　今朝、アリーナが母親になりました。誕生したのはオス2匹、メス4匹。みんな安産ですぐに元気な産声を上げました。コボ、またまた叔父さんになりました。
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<div id="attachment_1417" class="wp-caption alignnone" style="width: 264px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_93_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_93_1-254x300.jpg" alt="今や立派な男の子。見つめてくる瞳にも落ち着きが出て来た。" title="kobo_93_1" width="254" height="300" class="size-medium wp-image-1417" /></a><p class="wp-caption-text">今や立派な男の子。見つめてくる瞳にも落ち着きが出て来た。</p></div>
				<p>　時々、コボが落ちる、大きなウシガエルが棲息している百友坊の側溝とは違い、入ることで汚れが落ちて全身が白くなるプールは、コボだけではなく、私たちにも喜ぶべきことだった。<br />
				　室内で過ごすことの多い、他のエリアの犬たちは常にきれいだったが、フリーで生活しているエリアに林や土の広場、そして小川のある百友坊の犬たちは、</p>
				<p>「あっ、またシャンプーの替わりにプールに来ている、手抜きだー」<br />
				　<br />
				　と、笑われていた。<br />
				　きょうたクンをはじめ百友坊の真面目なメンバーたちは、プールの水を替える予定日に百友坊の犬を連れて行く気遣いをしていた。<br />
				　<br />
				　プールのおかげで白さを保っていたコボは、３０℃を超える暑さにも慣れ、痙攣（けいれん）発作さえ起きなければ、穏やかに夏の日々を過ごしていた。<br />
				　この頃になると足腰の筋肉が発達し、胸の厚みもサモエドのオス犬らしく、見事な鳩型を示していた。<br />
				　<br />
				「お父さん、ほらっ、触ってみて！」</p>
				<p>　女房が嬉しそうにコボの身体に両手を回して言った。<br />
				　<br />
				「胸も凄いけど、肩から前足にかけての肉が凄い」</p>
				<p>　もともと雪の上でソリを曵く仕事もしていたサモエドは、踏ん張ることが得意な犬である。従って腰から後ろ足にかけての筋肉がぶ厚い。<br />
				　しかし、後ろの右足が弱く、動きに問題のあるコボは、前足を中心に使うことで調和をとってきた。<br />
				　<br />
				「本当だ、また一段と立派になったね、まるでウエイトトレーニングをしたようだ。ミスターコンテストに出られるよ、コボ！」</p>
				<p>　コボは女房と私に同時に触られたのが嬉しく、珍しく尻尾が揺れた。そして、コンテストよりもアンパンと言う瞳で私を見上げた。</p>
				<div id="attachment_1419" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_93_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_93_2-300x208.jpg" alt="時々、障害があるとは思えない動きを見せた。センと競い合うように、おやつをねだるコボだった。" title="kobo_93_2" width="300" height="208" class="size-medium wp-image-1419" /></a><p class="wp-caption-text">時々、障害があるとは思えない動きを見せた。センと競い合うように、おやつをねだるコボだった。</p></div>
				<p>　母親のラーナの体重の減少は止まらなかった。小柄ながら常に24キロは維持していたラーナだったが、とうとう20キロを割ってしまった。<br />
				　食事の前のインシュリン注射も始まった。食後は私が使っていた検査器具で血糖値を確認した。<br />
				　なんとか糖尿病が落ち着きを見せてほしいと祈る気持ちだった。<br />
				　それは、たくさんのコボの兄弟姉妹を飼われている皆さんも同じだった。祈りのこめられた糖尿病に対応する食品が、たくさん届けられていた。<br />
				　<br />
				　トメコから名前が替わったアリーナは、相変わらずの可愛さで、来られたお客さんだけではなく、心配事の多い私や女房を和ませてくれていた。<br />
				　<br />
				　2007年の夏。それは、コボの笑顔とともに駆け足で過ぎ、大きなドラマの前の静けさを伴っていた。</p>
				<p style="text-align: right;">（2009年12月8日更新　写真提供・かわいねこ）</p>
				<p>＜速報＞<br />
				　今朝、アリーナが母親になりました。誕生したのはオス2匹、メス4匹。みんな安産ですぐに元気な産声を上げました。コボ、またまた叔父さんになりました。</p>
				<div id="attachment_1420" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_93_3.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_93_3-300x205.jpg" alt="良かったね、アリーナ！" title="kobo_93_3" width="300" height="205" class="size-medium wp-image-1420" /></a><p class="wp-caption-text">良かったね、アリーナ！</p></div>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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		<title>第92回　末っ子・トメコ</title>
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		<pubDate>Thu, 03 Dec 2009 07:00:43 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<category><![CDATA[ムツゴロウ]]></category>

		<category><![CDATA[動物王国]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mayutanchi.com/kobo/?p=1399</guid>
		<description><![CDATA[				　百友坊の桜が散り終わった頃、ラーナが6回目の出産をしていた。生まれたのは3匹、しかし、1匹は死産、そしてもう1匹は生後3日目で力つきていた。
				　残った女の子に私は『トメコ』と仮の名前を付けた。子供の頃の記憶に留雄さんという名のおじさんがいた。たしか９人兄弟の末っ子だと、今になって思えば妙な自慢されていた、だから『留め』なんだと。それを聞き幼い私は、父は長男だから『長吉』なのかと祖父に聞くこともなく勝手に想像していた。
				　トメコを育児中にラーナの糖尿病が悪くなった。私と女房は、コボの時ほどではないが、トメコに気と手を使ってラーナの手助けをしていた。
				　
				　たった1匹で健気に成長するトメコを、来られた皆さんは『おとめちゃん』と呼んで可愛がってくれた。実は私も、ラーナの最後の子犬になるであろうトメコが、なぜか可愛くて仕方なかった。つい声をかけ、つい手が出てしまい、女房に笑われていた。
				　トメコは、サークルの中で1匹で遊び、1匹で昼寝をして育った。もちろん、時々は犬やネコの保育士が登場し、遊んでくれることはあったが、病のせいで子犬に対する執念が失われたラーナも外れ、1匹のことが多かった。
				　そんなことも私がトメコに気持ちを向ける要因のひとつだったのかも知れない。しかし、ひと目、垂れ目のトメコを見ただけで魅入られてしまった、そう告白されるお客さんが多かったところをみると、全てトメコの個性のなせることだったのだろう。
				　コボにとっては、唯一の妹ともいえるトメコの姿を、私が想いを抱いて（笑）撮影した写真で見ていただこう。
				　
				　この写真を撮影した翌日、一部の方の「トメコじゃ可哀相……」という意見を気にしていた私は決断し、トメコは『アリーナ』と正式な名前が付いた。母親のラーナはウクライナから採った名前だった。それに関連し、ウクライナ出身の作家ゴーゴリの作品の中に登場する、温和で淑やかな女性の名前をいただいた。
				　コボの祖母（オビの母）であるアラルが糖尿と肝臓の病で急逝し、寂しさもあった百友坊の白い犬たちの動きを、兄のコボとともにアリーナが再び活気あるものにしてくれていた。
				（2009年12月3日更新）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>　百友坊の桜が散り終わった頃、ラーナが6回目の出産をしていた。生まれたのは3匹、しかし、1匹は死産、そしてもう1匹は生後3日目で力つきていた。<br />
				　残った女の子に私は『トメコ』と仮の名前を付けた。子供の頃の記憶に留雄さんという名のおじさんがいた。たしか９人兄弟の末っ子だと、今になって思えば妙な自慢されていた、だから『留め』なんだと。それを聞き幼い私は、父は長男だから『長吉』なのかと祖父に聞くこともなく勝手に想像していた。<br />
				　トメコを育児中にラーナの糖尿病が悪くなった。私と女房は、コボの時ほどではないが、トメコに気と手を使ってラーナの手助けをしていた。<br />
				　<br />
				　たった1匹で健気に成長するトメコを、来られた皆さんは『おとめちゃん』と呼んで可愛がってくれた。実は私も、ラーナの最後の子犬になるであろうトメコが、なぜか可愛くて仕方なかった。つい声をかけ、つい手が出てしまい、女房に笑われていた。<br />
				　トメコは、サークルの中で1匹で遊び、1匹で昼寝をして育った。もちろん、時々は犬やネコの保育士が登場し、遊んでくれることはあったが、病のせいで子犬に対する執念が失われたラーナも外れ、1匹のことが多かった。<br />
				　そんなことも私がトメコに気持ちを向ける要因のひとつだったのかも知れない。しかし、ひと目、垂れ目のトメコを見ただけで魅入られてしまった、そう告白されるお客さんが多かったところをみると、全てトメコの個性のなせることだったのだろう。<br />
				　コボにとっては、唯一の妹ともいえるトメコの姿を、私が想いを抱いて（笑）撮影した写真で見ていただこう。</p>
				<div id="attachment_1401" class="wp-caption alignnone" style="width: 246px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_1-236x300.jpg" alt="ワモンアザラシの子供？　いいえ、生後１ヶ月半のトメコ。" title="kobo_92_1" width="236" height="300" class="size-medium wp-image-1401" /></a><p class="wp-caption-text">ワモンアザラシの子供？　いいえ、生後１ヶ月半のトメコ。</p></div>
				<div id="attachment_1402" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_2-300x214.jpg" alt="この頃から、母親のラーナに似て、垂れ目の可愛い雰囲気があった。" title="kobo_92_2" width="300" height="214" class="size-medium wp-image-1402" /></a><p class="wp-caption-text">この頃から、母親のラーナに似て、垂れ目の可愛い雰囲気があった。</p></div>
				<div id="attachment_1403" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_3.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_3-300x212.jpg" alt="一緒に育つ兄弟はいない。トメコはひとり遊びが上手になった。" title="kobo_92_3" width="300" height="212" class="size-medium wp-image-1403" /></a><p class="wp-caption-text">一緒に育つ兄弟はいない。トメコはひとり遊びが上手になった。</p></div>
				<div id="attachment_1404" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_4.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_4-300x194.jpg" alt="でも大丈夫、柵の外には見守る一族……あれっ、寝ている！" title="kobo_92_4" width="300" height="194" class="size-medium wp-image-1404" /></a><p class="wp-caption-text">でも大丈夫、柵の外には見守る一族……あれっ、寝ている！</p></div>
				<div id="attachment_1405" class="wp-caption alignnone" style="width: 248px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_5.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_5-238x300.jpg" alt="今日は体重計測日、姉のエニセイも気になる？　高齢出産で生まれたトメコ、成長は緩やかだった。" title="kobo_92_5" width="238" height="300" class="size-medium wp-image-1405" /></a><p class="wp-caption-text">今日は体重計測日、姉のエニセイも気になる？　高齢出産で生まれたトメコ、成長は緩やかだった。</p></div>
				<div id="attachment_1406" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_6.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_6-300x208.jpg" alt="「やっぱり垂れ目だね〜！」　アジサイと同じように可憐かな。" title="kobo_92_6" width="300" height="208" class="size-medium wp-image-1406" /></a><p class="wp-caption-text">「やっぱり垂れ目だね〜！」　アジサイと同じように可憐かな。</p></div>
				<div id="attachment_1407" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_7.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_7-300x205.jpg" alt="ラーナの病は進行し、体重が減り、炎症のところを舐めないように襟巻が着けられていた。" title="kobo_92_7" width="300" height="205" class="size-medium wp-image-1407" /></a><p class="wp-caption-text">ラーナの病は進行し、体重が減り、炎症のところを舐めないように襟巻が着けられていた。</p></div>
				<div id="attachment_1408" class="wp-caption alignnone" style="width: 250px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_8.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_8-240x300.jpg" alt="「コボ、ほらっ、お前の妹のトメコだよ、大きくなったでしょ！」" title="kobo_92_8" width="240" height="300" class="size-medium wp-image-1408" /></a><p class="wp-caption-text">「コボ、ほらっ、お前の妹のトメコだよ、大きくなったでしょ！」</p></div>　</p>
				<p>　この写真を撮影した翌日、一部の方の「トメコじゃ可哀相……」という意見を気にしていた私は決断し、トメコは『アリーナ』と正式な名前が付いた。母親のラーナはウクライナから採った名前だった。それに関連し、ウクライナ出身の作家ゴーゴリの作品の中に登場する、温和で淑やかな女性の名前をいただいた。</p>
				<p><div id="attachment_1409" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_9.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_92_9-300x221.jpg" alt="生後3ヶ月半。お淑やかのイメージを探すのは難しいが、明るく元気で、泥んこ遊びが大好きな子にアリーナは育っていた。" title="kobo_92_9" width="300" height="221" class="size-medium wp-image-1409" /></a><p class="wp-caption-text">生後3ヶ月半。お淑やかのイメージを探すのは難しいが、明るく元気で、泥んこ遊びが大好きな子にアリーナは育っていた。</p></div>
				<p>　コボの祖母（オビの母）であるアラルが糖尿と肝臓の病で急逝し、寂しさもあった百友坊の白い犬たちの動きを、兄のコボとともにアリーナが再び活気あるものにしてくれていた。</p>
				<p style="text-align: right;">（2009年12月3日更新）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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		<item>
		<title>第91回　２度目の夏</title>
		<link>http://mayutanchi.com/kobo/?p=1383</link>
		<comments>http://mayutanchi.com/kobo/?p=1383#comments</comments>
		<pubDate>Tue, 01 Dec 2009 07:00:10 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<category><![CDATA[ムツゴロウ]]></category>

		<category><![CDATA[動物王国]]></category>

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		<description><![CDATA[				　梅雨も明け、百友坊の犬たちは木陰で舌を出す日が続いていた。王国のエントランスにある犬たちのプールは大人気で、各エリアの犬たちだけではなく、ドッグランに来た子たちも楽しんでいた。
				　誰かが音頭をとり、7月の末にサモエドの水泳大会が開かれることになった。大会といってもタイムを競い合うものではない、とにかく犬も人間も水遊びを楽しもうという企画である。
				　
				「ねえ、コボを参加させてみようよ」
				　私は女房にお伺いをたてた。そう、コボに関する事の最終決断は、女房に任せておくのが夫婦ゲンカを防ぐ最良のやりかたである。
				　
				「だいじょうぶ？　溺れるんじゃない？　でも、運動機能に障害がある子のリハビリに水泳ってあるよね、連れて行ってみようか……」
				　念のためにあべクンから犬の水遊び用の胴輪を借りてコボに着けた。オレンジ色がコボに似合った。
				　そこからの出来事は、専任カメラマンのように同行したくれた「かわいねこ」さんの写真を中心にドキュメントで書かせていただこう。
				　犬は天性のスイマーである。コボの中で自動スイッチがＯＮ、見事な犬かきを始めた。しかし、瞳は相変わらず観客の中の女房を探していた。
				　５分もすると、そんな表情に変わってきた。初めての犬たちの中にはパニックに陥り、全ての足をむちゃくちゃに動かすことも多い中で、コボは実に落ち着いていた。
				　
				　「やっぱりラーナの子ね、水を怖がらない」
				　
				　女房の声が聞こえた。
				　そうだった、母親のラーナは泳ぐだけではなく、鼻から目、そして耳までを水中に入れて川底の貝をくわえることができる犬だった。
				（2009年12月1日更新　写真提供・かわいねこ）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>　梅雨も明け、百友坊の犬たちは木陰で舌を出す日が続いていた。王国のエントランスにある犬たちのプールは大人気で、各エリアの犬たちだけではなく、ドッグランに来た子たちも楽しんでいた。<br />
				　誰かが音頭をとり、7月の末にサモエドの水泳大会が開かれることになった。大会といってもタイムを競い合うものではない、とにかく犬も人間も水遊びを楽しもうという企画である。<br />
				　<br />
				「ねえ、コボを参加させてみようよ」</p>
				<p>　私は女房にお伺いをたてた。そう、コボに関する事の最終決断は、女房に任せておくのが夫婦ゲンカを防ぐ最良のやりかたである。<br />
				　<br />
				「だいじょうぶ？　溺れるんじゃない？　でも、運動機能に障害がある子のリハビリに水泳ってあるよね、連れて行ってみようか……」</p>
				<p>　念のためにあべクンから犬の水遊び用の胴輪を借りてコボに着けた。オレンジ色がコボに似合った。<br />
				　そこからの出来事は、専任カメラマンのように同行したくれた「かわいねこ」さんの写真を中心にドキュメントで書かせていただこう。</p>
				<div id="attachment_1385" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_1-300x208.jpg" alt="いざ、じゃぶじゃぶ池（プール）へ。舌を出し、可愛くオレンジを着てコボは出発！" title="kobo_91_1" width="300" height="208" class="size-medium wp-image-1385" /></a><p class="wp-caption-text">いざ、じゃぶじゃぶ池（プール）へ。舌を出し、可愛くオレンジを着てコボは出発！</p></div>
				<div id="attachment_1386" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_2-300x201.jpg" alt="私は皆さんに、コボの初泳ぎを宣伝しながら進んだ。途中で合流したサモエドは、あれっ、誰だろう？" title="kobo_91_2" width="300" height="201" class="size-medium wp-image-1386" /></a><p class="wp-caption-text">私は皆さんに、コボの初泳ぎを宣伝しながら進んだ。途中で合流したサモエドは、あれっ、誰だろう？</p></div>
				<div id="attachment_1387" class="wp-caption alignnone" style="width: 222px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_3.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_3-212x300.jpg" alt="いよいよプールの中。私に支えられたコボは、こわばらせた身体の固さで緊張を示していた。" title="kobo_91_3" width="212" height="300" class="size-medium wp-image-1387" /></a><p class="wp-caption-text">いよいよプールの中。私に支えられたコボは、こわばらせた身体の固さで緊張を示していた。</p></div>
				<div id="attachment_1388" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_4.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_4-300x208.jpg" alt="瞳は女房のほうに向けられ、助けを求めているようにも見えた。" title="kobo_91_4" width="300" height="208" class="size-medium wp-image-1388" /></a><p class="wp-caption-text">瞳は女房のほうに向けられ、助けを求めているようにも見えた。</p></div>
				<div id="attachment_1389" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_5.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_5-300x201.jpg" alt="支えていた手を離した。" title="kobo_91_5" width="300" height="201" class="size-medium wp-image-1389" /></a><p class="wp-caption-text">支えていた手を離した。</p></div>
				<p>　犬は天性のスイマーである。コボの中で自動スイッチがＯＮ、見事な犬かきを始めた。しかし、瞳は相変わらず観客の中の女房を探していた。</p>
				<div id="attachment_1390" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_6.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_6-300x199.jpg" alt="少し落ち着き、プールの中にいるＴさんを見つけ、しっかり方向づけて進んで行った。後ろ足もしっかり蹴っていた。" title="kobo_91_6" width="300" height="199" class="size-medium wp-image-1390" /></a><p class="wp-caption-text">少し落ち着き、プールの中にいるＴさんを見つけ、しっかり方向づけて進んで行った。後ろ足もしっかり蹴っていた。</p></div>
				<div id="attachment_1391" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_7.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_7-300x201.jpg" alt="「ほらっ、ボク、上手でしょ！」" title="kobo_91_7" width="300" height="201" class="size-medium wp-image-1391" /></a><p class="wp-caption-text">「ほらっ、ボク、上手でしょ！」</p></div>
				<p>　５分もすると、そんな表情に変わってきた。初めての犬たちの中にはパニックに陥り、全ての足をむちゃくちゃに動かすことも多い中で、コボは実に落ち着いていた。<br />
				　<br />
				　「やっぱりラーナの子ね、水を怖がらない」<br />
				　<br />
				　女房の声が聞こえた。<br />
				　そうだった、母親のラーナは泳ぐだけではなく、鼻から目、そして耳までを水中に入れて川底の貝をくわえることができる犬だった。</p>
				<div id="attachment_1392" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_8.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_8-300x190.jpg" alt="よいしょ！　コボの初泳ぎは30分で終了。" title="kobo_91_8" width="300" height="190" class="size-medium wp-image-1392" /></a><p class="wp-caption-text">よいしょ！　コボの初泳ぎは30分で終了。</p></div>
				<div id="attachment_1393" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_9.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/12/kobo_91_9-300x201.jpg" alt="この日の出来事が楽しかったのだろう、数日後の2度目のプールでは、最初から私の手を離れ、他の犬を追いかけて泳ぐこともできた。" title="kobo_91_9" width="300" height="201" class="size-medium wp-image-1393" /></a><p class="wp-caption-text">この日の出来事が楽しかったのだろう、数日後の2度目のプールでは、最初から私の手を離れ、他の犬を追いかけて泳ぐこともできた。</p></div>
				<p style="text-align: right;">（2009年12月1日更新　写真提供・かわいねこ）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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		</item>
		<item>
		<title>第90回　初夏への日々</title>
		<link>http://mayutanchi.com/kobo/?p=1362</link>
		<comments>http://mayutanchi.com/kobo/?p=1362#comments</comments>
		<pubDate>Thu, 26 Nov 2009 07:00:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<category><![CDATA[むつごろう]]></category>

		<category><![CDATA[ムツゴロウ]]></category>

		<category><![CDATA[動物王国]]></category>

		<guid isPermaLink="false">http://mayutanchi.com/kobo/?p=1362</guid>
		<description><![CDATA[				
				　ゴールデンウィークには、３回目となる年度スター犬コンテストが行なわれた。前年度チャンピオンのコボは、無事に１年を生きられたことにほっとしている女房に伴われて、２次選考の行なわれる広場に出た。
				　コボの記憶が解け、楽しい思い出が蘇った。ひと回り大きくなった身体が内側から弾み、女房の手を離れて芝生の上で駆けた。
				　私は大勢のお客さんとともにベンチに腰を下ろして見守った。自然に顔がほころんでいた私を見つけ、コボが寄ってきた。そして熱い舌で何度も何度も顔を舐めてくれた。
				　
				「良かったね、コボちゃん。今年も広場で走れたね！」
				　優しい言葉の主は、百友坊に何度も来られ、コボの出自をよく知るＦさんだった。
				　
				「はいっ、おかげさまでまたこのイベントに参加できました。まるで間に合わせるかのように、数日前に発作が収まったんですよ」
				　新しい年度チャンピオンはノンノに決まった。コボの１歳年上の姉だった。ラーナの子供たちは人気者だと、私と女房は密かに喜んだ。
				　どんどん気温が上がり、犬たちが木陰を好むようになった６月、犬たちの混合ワクチンの接種が行なわれることになった。自分の犬を感染症の危険から防御するだけではなく、街での出会いや、ドッグランなどで遊ぶためには必須とも言えるマナーにもなっていた。
				　しかし、障害や病を持っている犬に接種する場合には慎重さも求められる。
				　私は考えた、果たしてコボに接種すべきかどうかを。生後間もない頃、他の兄弟とともにワクチンを接種していた。その時に、明らかにコボは呼吸のひっ迫、そして食欲不振を起こした。後日、他の注射でも普通ではない変化を示した。
				　
				「どうも、この子は薬物に過敏なようですね。なにがどうなるかの因果関係は判りませんが。とにかく投薬には気をつけたほうが良いと思います」
				　その時の獣医さんの言葉が頭に残っていた。
				　
				　だが、コボは隔離されて生活をしているわけではなかった。それどころか、毎日、大勢の方に声をかけられ、そして見守られて成長していた。来られた方の多くが犬を飼われている。さらに、兄弟をはじめ多くの犬たちとの出会いの機会も増えるだろう。ワクチンで防ぐことが可能な感染症を、万が一もらっても渡す側になってもせつない。
				　
				「よしっ、今年もコボ、ワクチンをしよう！」
				　もちろん、当日、発作等の問題が起きてないことが条件だったが、幸いなことにコボは絶好調で出張してくれた獣医さんを迎えた。
				　気が弱く、注射の雰囲気を感じただけで隠れてしまう子や、情けない声を出す連中も多い中で、コボは堂々としていた。その日は休園日ではなかった。お客さんたちがコボを取り囲んだ。それがコボには嬉しく、首を上げ、皆さんの顔を見回している間に、獣医さんは手際良く肩口への接種を終えた。
				　
				「偉いね、コボちゃん、鳴かないのねー。さあ、ご褒美もらえるかなー」
				　皆さんのほめる言葉をコボは澄んだ瞳で応じていた。私はリクエストに応じるべく、アンパンを取りにバックヤードの扉を押していた。
				（2009年11月26日更新　写真提供・かわいねこ）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<div id="attachment_1363" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_1-300x199.jpg" alt="再び、コンテストの会場へ" title="kobo_90_1" width="300" height="199" class="size-medium wp-image-1363" /></a><p class="wp-caption-text">再び、コンテストの会場へ</p></div>
				<div id="attachment_1364" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_2-300x201.jpg" alt="ここは、ボクのステージ！" title="kobo_90_2" width="300" height="201" class="size-medium wp-image-1364" /></a><p class="wp-caption-text">ここは、ボクのステージ！</p></div>
				<p>　ゴールデンウィークには、３回目となる年度スター犬コンテストが行なわれた。前年度チャンピオンのコボは、無事に１年を生きられたことにほっとしている女房に伴われて、２次選考の行なわれる広場に出た。<br />
				　コボの記憶が解け、楽しい思い出が蘇った。ひと回り大きくなった身体が内側から弾み、女房の手を離れて芝生の上で駆けた。</p>
				<div id="attachment_1365" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_3.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_3-300x215.jpg" alt="ほらっ、こんなにジャンプができるんだよ！" title="kobo_90_3" width="300" height="215" class="size-medium wp-image-1365" /></a><p class="wp-caption-text">ほらっ、こんなにジャンプができるんだよ！</p></div>
				<div id="attachment_1377" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_4.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_4-300x206.jpg" alt="お父ちゃん、逃げないで、ボク、楽しいよ！" title="kobo_90_4" width="300" height="206" class="size-medium wp-image-1377" /></a><p class="wp-caption-text">お父ちゃん、逃げないで、ボク、楽しいよ！</p></div>
				<p>　私は大勢のお客さんとともにベンチに腰を下ろして見守った。自然に顔がほころんでいた私を見つけ、コボが寄ってきた。そして熱い舌で何度も何度も顔を舐めてくれた。<br />
				　<br />
				「良かったね、コボちゃん。今年も広場で走れたね！」</p>
				<p>　優しい言葉の主は、百友坊に何度も来られ、コボの出自をよく知るＦさんだった。<br />
				　<br />
				「はいっ、おかげさまでまたこのイベントに参加できました。まるで間に合わせるかのように、数日前に発作が収まったんですよ」</p>
				<p>　新しい年度チャンピオンはノンノに決まった。コボの１歳年上の姉だった。ラーナの子供たちは人気者だと、私と女房は密かに喜んだ。</p>
				<div id="attachment_1367" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_5.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_5-300x201.jpg" alt="コボはＫＹではなかった。雰囲気をよく理解し、おだつ（調子にのる・北海道弁）ことができた。" title="kobo_90_5" width="300" height="201" class="size-medium wp-image-1367" /></a><p class="wp-caption-text">コボはＫＹではなかった。雰囲気をよく理解し、おだつ（調子にのる・北海道弁）ことができた。</p></div>
				<p>　どんどん気温が上がり、犬たちが木陰を好むようになった６月、犬たちの混合ワクチンの接種が行なわれることになった。自分の犬を感染症の危険から防御するだけではなく、街での出会いや、ドッグランなどで遊ぶためには必須とも言えるマナーにもなっていた。<br />
				　しかし、障害や病を持っている犬に接種する場合には慎重さも求められる。<br />
				　私は考えた、果たしてコボに接種すべきかどうかを。生後間もない頃、他の兄弟とともにワクチンを接種していた。その時に、明らかにコボは呼吸のひっ迫、そして食欲不振を起こした。後日、他の注射でも普通ではない変化を示した。<br />
				　<br />
				「どうも、この子は薬物に過敏なようですね。なにがどうなるかの因果関係は判りませんが。とにかく投薬には気をつけたほうが良いと思います」</p>
				<p>　その時の獣医さんの言葉が頭に残っていた。<br />
				　<br />
				　だが、コボは隔離されて生活をしているわけではなかった。それどころか、毎日、大勢の方に声をかけられ、そして見守られて成長していた。来られた方の多くが犬を飼われている。さらに、兄弟をはじめ多くの犬たちとの出会いの機会も増えるだろう。ワクチンで防ぐことが可能な感染症を、万が一もらっても渡す側になってもせつない。<br />
				　<br />
				「よしっ、今年もコボ、ワクチンをしよう！」</p>
				<p>　もちろん、当日、発作等の問題が起きてないことが条件だったが、幸いなことにコボは絶好調で出張してくれた獣医さんを迎えた。<br />
				　気が弱く、注射の雰囲気を感じただけで隠れてしまう子や、情けない声を出す連中も多い中で、コボは堂々としていた。その日は休園日ではなかった。お客さんたちがコボを取り囲んだ。それがコボには嬉しく、首を上げ、皆さんの顔を見回している間に、獣医さんは手際良く肩口への接種を終えた。<br />
				　<br />
				「偉いね、コボちゃん、鳴かないのねー。さあ、ご褒美もらえるかなー」</p>
				<p>　皆さんのほめる言葉をコボは澄んだ瞳で応じていた。私はリクエストに応じるべく、アンパンを取りにバックヤードの扉を押していた。</p>
				<div id="attachment_1368" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_6.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_6-300x201.jpg" alt="あれっ、背中にチクリ？　みんなに応援されて、コボはワクチンを受けた。" title="kobo_90_6" width="300" height="201" class="size-medium wp-image-1368" /></a><p class="wp-caption-text">あれっ、背中にチクリ？　みんなに応援されて、コボはワクチンを受けた。</p></div>
				<div id="attachment_1369" class="wp-caption alignnone" style="width: 247px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_7.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_90_7-237x300.jpg" alt="そして新緑から濃い緑へ……コボは初夏を楽しんでいた。" title="kobo_90_7" width="237" height="300" class="size-medium wp-image-1369" /></a><p class="wp-caption-text">そして新緑から濃い緑へ……コボは初夏を楽しんでいた。</p></div>
				<p style="text-align: right;">（2009年11月26日更新　写真提供・かわいねこ）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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		<title>第89回　おニュー</title>
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		<pubDate>Tue, 24 Nov 2009 07:00:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
		
		<category><![CDATA[未分類]]></category>

		<category><![CDATA[ムツゴロウ]]></category>

		<category><![CDATA[動物王国]]></category>

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		<description><![CDATA[				　年齢のせいか、飼い主はさり気なく使うことができないのがバンダナだった。首に巻くなら白の手ぬぐいやタオルのほうが、どうしても抵抗がなく、そして似合ってしまう。
				　犬たちは来られたお客さんにたくさんのバンダナを貰っていた。特にオフ会などの集いがあると、兄弟でお揃いのバンダナ着用ということもよくあった。
				　百友坊の犬たちはフリー生活が基本。さらに集団で暮らしているので、取っ組み合いの遊びや、１匹を狙うターゲット遊びが得意である。残念ながら可愛く素敵な色合いのバンダナも、あっと言う間に汚れ、時には引き千切られてしまった。従って、一度お披露目が終わると、女房は「もったいないと」呟き、すぐに片付けてしまっていた。
				　
				　コボもバンダナ長者だった。サモエドは体毛が白なので、どんな色や柄のバンダナでもよく似合う。コボファンの方がプレゼントしてくれたバンダナを、まず首に巻き、その後、女房は、幼い時からコボの頭を守る役割を果たしているヘッドギアに作り替えていた。
				　成長とともに太い襟巻のようなヘッドギアが汚れることは少なくなった。しかし、頭を動かす力も強くなり、サークルの中で床に擦り付けているうちに破れてしまう。月に２個以上は新しい襟巻を作るのが女房の役割になっていた。
				　まず女房は、これまた犬やネコたちの座布団にと頂いたクッションを分解する。そこからスポンジを取り出し、形を考えてカットする。次にバンダナの登場である。スポンジをくるむように整え、ミシンで縫製し、中綿を入れて完成である。あっ、首輪を通すための穴も上手にミシンで作っている。
				　桜の散り始めた頃、コボは新緑色の襟巻に衣替えをした。なんと赤のフエルトで名前も付いていた。わざわざ名前を入れてプレゼントして下さったお客さんのあたたかい気持が嬉しかった。
				　おニューのバンダナ襟巻を着けたコボは、まるで理解しているかのように跳ねた。
				　
				「コボ、汚しちゃだめよ、しばらくは！」
				　女房が笑いながら忠告をしていた。
				　頭を強打した時のダメージを小さくする役割のヘッドギアと言うよりも、今やトレードマークの意味合いの大きくなった襟巻だったが、試しに外してみると、コボの首は常に揺れ、時々、ガクンと後ろに折れる動きを示した。
				　
				「これはコルセットの役割もしているね、まだまだ外せないね……」
				　夏は暑そうだからと、ネット地のカバーを持ってきてくれた方もいらっしゃった。中に入れるスポンジをたくさん下さった方も。
				　皆さんの気持ちを首に巻き、コボは安全を保っていた。
				　
				　おニューの襟巻コボが歩き回る雑居館の前に、キンとクリスの間に誕生した子ネコが入った３段のケージが運び出された。日光浴のためである。さっそく大人のネコたちが集まった。特にオスたちは、可愛い女の子がいないかとケージの前にへばりついていた。シロップは栗色のクリキントンが気に入ったようだった。
				（2009年11月24日更新）
				＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
				コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方はこちらまでメールをお願いいたします。
				詳しくは→http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[				<p>　年齢のせいか、飼い主はさり気なく使うことができないのがバンダナだった。首に巻くなら白の手ぬぐいやタオルのほうが、どうしても抵抗がなく、そして似合ってしまう。<br />
				　犬たちは来られたお客さんにたくさんのバンダナを貰っていた。特にオフ会などの集いがあると、兄弟でお揃いのバンダナ着用ということもよくあった。<br />
				　百友坊の犬たちはフリー生活が基本。さらに集団で暮らしているので、取っ組み合いの遊びや、１匹を狙うターゲット遊びが得意である。残念ながら可愛く素敵な色合いのバンダナも、あっと言う間に汚れ、時には引き千切られてしまった。従って、一度お披露目が終わると、女房は「もったいないと」呟き、すぐに片付けてしまっていた。<br />
				　<br />
				　コボもバンダナ長者だった。サモエドは体毛が白なので、どんな色や柄のバンダナでもよく似合う。コボファンの方がプレゼントしてくれたバンダナを、まず首に巻き、その後、女房は、幼い時からコボの頭を守る役割を果たしているヘッドギアに作り替えていた。<br />
				　成長とともに太い襟巻のようなヘッドギアが汚れることは少なくなった。しかし、頭を動かす力も強くなり、サークルの中で床に擦り付けているうちに破れてしまう。月に２個以上は新しい襟巻を作るのが女房の役割になっていた。<br />
				　まず女房は、これまた犬やネコたちの座布団にと頂いたクッションを分解する。そこからスポンジを取り出し、形を考えてカットする。次にバンダナの登場である。スポンジをくるむように整え、ミシンで縫製し、中綿を入れて完成である。あっ、首輪を通すための穴も上手にミシンで作っている。</p>
				<div id="attachment_1353" class="wp-caption alignnone" style="width: 270px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_89_1.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_89_1-260x300.jpg" alt="名前入りのヘッドギア。皆さんが名を呼び、可愛いと言ってくれた！" title="kobo_89_1" width="260" height="300" class="size-medium wp-image-1353" /></a><p class="wp-caption-text">名前入りのヘッドギア。皆さんが名を呼び、可愛いと言ってくれた！</p></div>
				<div id="attachment_1354" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_89_2.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_89_2-300x214.jpg" alt="打撃よりも首を支える役割のほうが大きくなっていた。" title="kobo_89_2" width="300" height="214" class="size-medium wp-image-1354" /></a><p class="wp-caption-text">打撃よりも首を支える役割のほうが大きくなっていた。</p></div>
				<p>　桜の散り始めた頃、コボは新緑色の襟巻に衣替えをした。なんと赤のフエルトで名前も付いていた。わざわざ名前を入れてプレゼントして下さったお客さんのあたたかい気持が嬉しかった。<br />
				　おニューのバンダナ襟巻を着けたコボは、まるで理解しているかのように跳ねた。<br />
				　<br />
				「コボ、汚しちゃだめよ、しばらくは！」</p>
				<p>　女房が笑いながら忠告をしていた。</p>
				<p>　頭を強打した時のダメージを小さくする役割のヘッドギアと言うよりも、今やトレードマークの意味合いの大きくなった襟巻だったが、試しに外してみると、コボの首は常に揺れ、時々、ガクンと後ろに折れる動きを示した。<br />
				　<br />
				「これはコルセットの役割もしているね、まだまだ外せないね……」</p>
				<p>　夏は暑そうだからと、ネット地のカバーを持ってきてくれた方もいらっしゃった。中に入れるスポンジをたくさん下さった方も。<br />
				　皆さんの気持ちを首に巻き、コボは安全を保っていた。<br />
				　<br />
				　おニューの襟巻コボが歩き回る雑居館の前に、キンとクリスの間に誕生した子ネコが入った３段のケージが運び出された。日光浴のためである。さっそく大人のネコたちが集まった。特にオスたちは、可愛い女の子がいないかとケージの前にへばりついていた。シロップは栗色のクリキントンが気に入ったようだった。</p>
				<div id="attachment_1355" class="wp-caption alignnone" style="width: 310px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_89_3.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_89_3-300x214.jpg" alt="子ネコたちの周囲には、ネコが、そして犬たちが集まっていた。" title="kobo_89_3" width="300" height="214" class="size-medium wp-image-1355" /></a><p class="wp-caption-text">子ネコたちの周囲には、ネコが、そして犬たちが集まっていた。</p></div>
				<div id="attachment_1356" class="wp-caption alignnone" style="width: 242px"><a href="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_89_4.jpg"><img src="http://mayutanchi.com/kobo/wp-content/uploads/2009/11/kobo_89_4-232x300.jpg" alt="シロップ、その子たちは、お前の姪っこ、甥っこだよ。" title="kobo_89_4" width="232" height="300" class="size-medium wp-image-1356" /></a><p class="wp-caption-text">シロップ、その子たちは、お前の姪っこ、甥っこだよ。</p></div>
				<p style="text-align: right;">（2009年11月24日更新）</p>
				<p style="text-align: right;">＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿</p>
				<p>コボ物語の連載を記念して、2009年度コボカレンダーが、北の地で製作されました。2009年4月～2010年3月の卓上型のカレンダー、1部1000円（送料を含んで）です。コボの笑顔写真がいっぱいです。まだ残部がありますので、御希望の方は<a href="mailto:ubu@yac-net.co.jp">こちら</a>までメールをお願いいたします。<br />
				詳しくは→<a href="http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21" target="_blank">http://202.164.255.119/ubu/cgi-bin/info/info.cgi#21</a></p>
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