第32回 ラタトゥユ、ガスパチョ
夏真っ盛りです。
暑い夏、食欲が落ちそうなものですが
夏野菜の美味しさに
毎日がっつりと頂いています。
夏野菜のカラフルな色や
穫れ立てのぴちぴち、つやつやとした肌、
そしてみずみずしさ。
どれもこれも、料理せずに
そのままがぶりと頂くのが
一番美味しいかもしれません。
完熟したトマトの甘みや
胡瓜の溢れるばかりのみずみずしさを感じると
やっぱり旬のものは素晴らしいなあと
感激してしまいます。
我が家では来客時にしか
クーラーをつけないので
毎日汗まみれで暮らしています。
だからこそ体を冷やす効果のある
茄子や胡瓜といった夏野菜が必需品です。
じっとり汗をかきながら、
旬の野菜を頂きながら
自然に体の調節もする。
ご飯のおかげか
夏バテ知らずで過ごしています。
旬の野菜を考えると、
暑い時には、体を冷やす効果があるものが多く、
寒い時には、根菜類など、
体を温める効果があるものが多いですよね。
自然とは、不思議なくらい
うまくできているものなのですね。
さて、あれこれ書くのはこの辺にして、
最近作った夏野菜の料理を
どんどんご紹介したいと思います。
ゴーヤの梅酢和え
ゴーヤは塩で揉んで
しんなりさせてから和えると、
苦みも少しおさまり
梅ともよく混ざります。
胡瓜のすり流し
すりおろした胡瓜を
昆布でとった出汁で割り、塩で味付け。
冷やして頂きます。
鯵、トマト、セロリの葉のマリネ
小鯵をフライにして
トマト、セロリの葉とともに
バルサミコ酢、醤油でマリネしました。
揚げ茄子、バジルの味噌和え
茄子を揚げ、
味噌、みりん、バジルで和えたもの。
胡瓜、豚肉の生姜炒め
胡瓜は炒めて頂くのも好きです。
よく母が夏になると作ってくれました。
豚肉は生姜焼きの要領で
下味をつけておき、胡瓜と炒めます。
冬瓜、昆布のサブジ
昆布で下茹でした冬瓜を
オリーブオイルで炒め、
塩、カレー粉、スパイスで味付けしたもの。
さて、夏野菜を使った美味しいレシピは
それこそ無限にあるのですが、
中でも好きなものを選ぶなら
ラタトゥユとガスパチョです。
ラタトゥユは煮込んで
夏野菜の甘みと深さを
引き出して楽しむもの。
ガスパチョは
夏野菜のはつらつ感を
ダイレクトに頂くもの。
どちらも、トマトさえあれば
きちんと材料が揃っていなくても
ありものの野菜で
アレンジしながらできるのが
良いところです。
今回のラタトゥユは
トマト、玉葱、パプリカ、茄子、
セロリ、オクラで作りました。
そもそも家で作る料理は
材料がしっかり揃っていなくて
当たり前ですよね。
考えてみれば、ラタトゥユもガスパチョも
冷蔵庫をながめ、野菜が
あれこれあるなあと思う時に
整理するため作るようなものです。
それでも作ってみれば
あまりに美味しいので
私の中で、夏の代表のような存在に
なっているのだと思います。
まだまだ暑い日が続きます。
美味しい夏野菜をもう少し
楽しみたいと思います。(2009年8月18日更新)
ラタトゥユ、ガスパチョ
【ラタトゥユ】
材料:トマト、玉葱、セロリ、ズッキーニ、茄子、パプリカ、インゲン、かぼちゃなどの野菜 適量
オリーブオイル、塩、胡椒、にんにく、ローリエ 適量
1)オリーブオイルをひいた鍋に、乱切りにした野菜、つぶしたにんにく、ローリエ、塩を入れ、
ざっと炒める。
2)蓋をして弱火でじっくりと煮て、味を引き出す。全体がしんなりしたらできあがり。
*好みのハーブ、ワイン、唐辛子などを入れて、アレンジしてください。
*冷やしても美味しいです。
【ガスパチョ】
作りやすい分量
材料:トマト(完熟) 2個、 胡瓜 1本、 パプリカ 1個、 玉葱 1/4個、
オリーブオイル 大さじ1、 塩 小さじ 1/2、 レモン 1個、
にんにく 1かけ
1)乱切りにした野菜、つぶしたにんにく、オリーブオイル、塩、レモンを搾り、
ミキサーにいれ、撹拌する。
2)なめらかになったら、器に移し、冷やして頂く。
*ワインビネガーを入れて、さらに酸味をプラスしても美味しいです。
*本場のレシピでは、とろみをつけるためにフランスパンを入れて撹拌することも多い様です。
好みで入れて下さい。




























































アコーディオン・トイピアノ・鍵盤ハーモニカ・オルガンなど、ノスタルジックな味わいをもつ楽器を得意とする鍵盤奏者、音楽家。空気公団・ハンバートハンバート・Akeboshiなど、多くのアーティストのライブ・レコーディング・CM・TVの音楽などに、さまざまな楽器でかかわるほか、ソロプロジェクトであるtrico!やギタリスト・オオニシユウスケとのユニットsmall colorでもアルバムをリリースしている。最近は、スイス絵本の名作『こねこのぴっち』のDVD化にあたり、音楽を担当(2009年1月発売予定)。またインテリア誌「かわいい音楽すてきな暮らし」でレシピ・料理・スタイリングを担当。日々の暮らしを大切にしながら、さまざまな活動を楽しんでいる。

音楽家・良原リエさんによる、暮らしのエピソードとそれにまつわる日々のご飯のレシピ。本人撮影による四季折々の写真とともに、<ありふれた材料でできる簡単な料理をよりよくするためのコツ>を提案していきます。好きなモノ・コトに囲まれた、実のある暮らしを大切にしているリエさんならではの切り口が、「普段の生活」の大事さをあらためて教えてくれるはず。
