第34回 セミドライトマト
夏のメモ。
オータムビューティーという向日葵。
花びらの色が濃く、深い。
次々と咲いて楽しませてくれる。
二階までたどりついたゴーヤー。
鉢植えでもしっかりと実をつけてくれた
茄子とピーマン。
大豊作のトマト。
イエロープチトマトは
去年のこぼれ種から勝手に育つ。
去年はとても酸っぱかったのに
今年はフルーツのように甘くて驚く。
我が家の土地に馴染んでくれたのだろうか。
カラフルな夏野菜は
並べるだけでも楽しい。
すっかり黄色くなってしまったゴーヤーは
写真の後、種取りに。
庭からテーブルへ。
穫れ立てをすぐに頂ける楽しみ。
力強いのに涼しくもある
夏野菜の青々しさも
好きな色。
チコリとボリジの花。
早起きした夏の朝にだけ見られる
はかなげな薄青色。
朝方から数時間しか咲かないチコリの花。
昼前にはすっかりしぼんでしまう短い命。
夏の暑さに弱いボリジ。
星形のキュートな花をいくつか見せてくれた後
すっかり弱って、枯れてしまった。
夏に何度も遭遇したもの。
庭のあちこちに、蝉の抜け殻。
はまって、飽きることなく食べた
シリアル+黒ごま+黒糖+クコの実+豆乳。
お盆の頃、晴れマークが3日続けて出ていた。
やっと私と天気のスケジュールが合った。
少し遅れたけれど、梅を干す。
今年はいつもにも増して
ふっくらとした表情になった梅干し。
満足のいく仕上がりにほっとする。
かんかん照りに心が動いて
トマト、パプリカ、胡瓜も干す。
特にトマトとパプリカは格別。
味がぐっと濃縮されて
旨味がこれでもかと引き出される。
パスタやマリネに使ったり、
オイル漬けにしたり、はちみつ漬けにしたり
あれこれ使える優れものなのに
大抵はそのままおやつに食べてしまう。
奥歯のあたりでゆっくりと噛むと
じんわりと味が染み出てくるのが
たまらなく好きだ。
フレッシュのはつらつさも
ドライにして極限まで引き出された旨味も
夏ならではの楽しみ。
暑いからこその楽しみ。
ここ数日、空気に秋の気配が混じって
少しずつ、空気が落ち着いて来た。
照りつける日差しが急に恋しくなる。
暑い暑いと文句ばかり言っていたのに
随分と楽しませてもらっているのだと気付く。
もうすぐ今年の夏も終わってしまう。(2009年9月1日更新)
セミドライトマト
材料:プチトマト 適量
1)プチトマトはそれぞれ半分に切る。
2)天気の良い日に、ザルに乗せ、日中に3〜4日干す。
*そのまま頂く他、いつもの料理に幅広く使えます。
*オリーブオイル漬けにしておくと、保存も効き、風味もよくなります。
*はちみつ漬けも、甘さが加わって美味しいです。
*果肉がしっかり乾いていないと、カビてしまうことがあります。
冷蔵または冷凍保存をおすすめします。







































































アコーディオン・トイピアノ・鍵盤ハーモニカ・オルガンなど、ノスタルジックな味わいをもつ楽器を得意とする鍵盤奏者、音楽家。空気公団・ハンバートハンバート・Akeboshiなど、多くのアーティストのライブ・レコーディング・CM・TVの音楽などに、さまざまな楽器でかかわるほか、ソロプロジェクトであるtrico!やギタリスト・オオニシユウスケとのユニットsmall colorでもアルバムをリリースしている。最近は、スイス絵本の名作『こねこのぴっち』のDVD化にあたり、音楽を担当(2009年1月発売予定)。またインテリア誌「かわいい音楽すてきな暮らし」でレシピ・料理・スタイリングを担当。日々の暮らしを大切にしながら、さまざまな活動を楽しんでいる。

音楽家・良原リエさんによる、暮らしのエピソードとそれにまつわる日々のご飯のレシピ。本人撮影による四季折々の写真とともに、<ありふれた材料でできる簡単な料理をよりよくするためのコツ>を提案していきます。好きなモノ・コトに囲まれた、実のある暮らしを大切にしているリエさんならではの切り口が、「普段の生活」の大事さをあらためて教えてくれるはず。
