第4回 干し大根のソテー、ケッパーソース
きりっとした空気、
雲ひとつない晴天。
気持ちのよい冬の午後。
こんな日は、
無性に何かを干したくなります。
干した食べ物が好きです。
干し芋、干し柿、
干し椎茸、切り干し大根、
ドライフルーツから魚の干物まで。
昔の人は、保存するために
きっと、何でも干してみたのでしょうね。
そして、味の変化に驚き
にんまりしたのだろうなあ。
干すこと、で食べ物はみるみる変わります。
これほど簡単で、美味しくなる技を
使わない手はありません。
材料も道具も、あるもので良いのです。
野菜や果物を適当に切り、
ザルやカゴに乗せ、日の当たる場所へ。
あとは太陽に任せます。
我が家では、
梅干し用に買い求めた平たいザルに紐を通し、
物干竿にひっかけています。
今日は、みかんの皮と栗、
そして大根です。
みかんの皮はからからに乾かして
お風呂に入れます。
香りが良く、体も温まり
肌にも良いようです。
栗は一度茹でて干す、かち栗です。
本来なら、糸を通し、
つなげて干すものですが
ザルに広げてしまいました。
保存が効き、
そのまま食べても良いですし
水で戻し、料理に使うこともできます。
そして大根。
野菜の中で最も
扱いやすいかもしれません。
たった数時間干すだけでも、
甘みが増すのがわかります。
甘みだけでなく、うまみ
そして栄養も増えるんだそうです。
なんだか得した気分です。
刻んで味噌汁の具にしても美味しいですが、
私はソテーして頂くのが好きです。
噛み締めると、
大根の滋味があふれ出して
惚れ惚れしてしまいます。
晴れたらぜひ、干してみてください。
きっと、大根のこと、
もっと好きになります。(2009年1月20日更新)
干し大根のソテー、ケッパーソース
材料:大根1/3、ケッパー大さじ1、醤油大さじ1、にんにく1かけ、
黒こしょう、オリーブオイル適量
1)大根は7ミリ程度の厚さの輪切りにして、半日程度、日に干す。
2)フライパンにオリーブオイルをひき、つぶしたにんにくを入れ、ごく弱火で香りをだす。
3)にんにくを取り出し、大根を入れ、強火~中火で両面をこんがりと焼く。
4)大根が透き通り、火が通ったら、醤油とケッパーを加えて、少し煮詰める。
5)黒こしょうをたっぷり挽いて頂く。





















































アコーディオン・トイピアノ・鍵盤ハーモニカ・オルガンなど、ノスタルジックな味わいをもつ楽器を得意とする鍵盤奏者、音楽家。空気公団・ハンバートハンバート・Akeboshiなど、多くのアーティストのライブ・レコーディング・CM・TVの音楽などに、さまざまな楽器でかかわるほか、ソロプロジェクトであるtrico!やギタリスト・オオニシユウスケとのユニットsmall colorでもアルバムをリリースしている。最近は、スイス絵本の名作『こねこのぴっち』のDVD化にあたり、音楽を担当(2009年1月発売予定)。またインテリア誌「かわいい音楽すてきな暮らし」でレシピ・料理・スタイリングを担当。日々の暮らしを大切にしながら、さまざまな活動を楽しんでいる。

音楽家・良原リエさんによる、暮らしのエピソードとそれにまつわる日々のご飯のレシピ。本人撮影による四季折々の写真とともに、<ありふれた材料でできる簡単な料理をよりよくするためのコツ>を提案していきます。好きなモノ・コトに囲まれた、実のある暮らしを大切にしているリエさんならではの切り口が、「普段の生活」の大事さをあらためて教えてくれるはず。
