第13回 新玉葱、ドライトマトのマリネ

実は、こつこつと
努力することが苦手です。

何をやっても見事な3日坊主です。

何か興味のあることがあらわれると
すぐにアンテナの向きが変わってしまって
その前に手をつけていたことを
すっかり忘れてしまうのです。

最初はこんな自分が嫌だなあ、
ダメ人間だなあと思っていたのですが
最近は、いろいろやりたいことが多くて
楽しい人生だから、まあいいかと
割り切っています。
 

料理も、毎日手をいれなければならない
ぬか漬けが苦手です。

何度もトライして
仕事で家を空けることが多いことを言い訳に
何度もぬか床をダメにしてしまいました。

それもあって、セッティングをしたら
何度も手をいれたりすることなく
あとは待つだけ、放っておくだけ
というのが性にあっていて好きです。

放っておくだけで、気付いたら食べごろに。
忘れっぽい自分にぴったりです。
 

夫婦共々、仕事柄
とても朝が遅いのですが
珍しく早い時間帯に、家を出る日がありました。
起きてからでは、朝食作りが間に合わないと思い
念のため、寝る前に
まぐろを生姜醤油に漬け込んでおきました。

寝ている間に味がしみ込み
アボカドと合わせたら
美味しい丼になりました。

漬け込んで、放っておくだけです。

春になり、新きゃべつ、新じゃがに並んで
新玉葱も見かけるようになりました。

外皮からやわらかく、みずみずしくて
まさに生まれたてといった感じですね。

新玉葱は辛みが少ないので、生食が楽しいです。
マリネにすると、そのまま頂くよりも
さらに辛みが押さえられて
食べやすくなると思います。

ドライトマトと合わせました。
コクや甘みがあって、アクセントになるので
トマトの旬ではないときに
市販のものをよく使います。

トマトの旬、夏ならば
自家製のドライトマトを作ります。
(これはまた夏にでも。)

新玉葱の爽やかさと
ドライトマトのコクや甘みが
お互いにしみ込み合って
風味豊かになります。

マリネ液に浸して、放っておくだけです。
とても簡単です。

放っておくといえば
野菜の端切れを水につけて
放っておいたら、かわいい芽が出て来ました。

窓際を楽しくしてくれています。

これも、放っておく
の仲間かな。(2009年3月24日更新)

コラム

新玉葱、ドライトマトのマリネ


材料:新玉葱 中2個、ドライトマト 50g、酢 大さじ5、醤油 大さじ3、オリーブオイル 大さじ1

1)新玉葱は薄くスライスして、水にさらす。
2)ドライトマトは食べやすい大きさに切る。
3)バットなどに新玉葱、ドライトマトを入れ、調味液を全て合わせてまわしかけ、
  30分程度置いてから頂く。

*酢は、きび酢を使用しました。まろやかなタイプなので、
 その他の酢を使用する場合は加減してください。
*さらに漬け込むと、味がしみ込んでゆき美味しいです。

バックナンバー

ごあいさつ

第1回 蕪、酒粕、豆乳のスープ

第2回 黒豆、シナモン風味

第3回 鶏だしスープのトック(韓国雑煮)

第4回 干し大根のソテー、ケッパーソース

第5回 冬のジャム、生姜とはちみつ風味

第6回 おかき、三種

第7回 スパイシーチョコレートケーキ

第8回 カリフラワーのサブジ

第9回 春菊ペーストのパスタ

第10回 雪ノ下の天ぷら

第11回 長葱のクリームチーズ和え

第12回 春キャベツとささみの蒸し煮

第13回 新玉葱、ドライトマトのマリネ

第14回 サンドイッチフィリング、三種

第15回 クレソン、生姜のお稲荷さん

第16回 新じゃが、プルーンの煮込み

第17回 うちのトマトパスタとルッコラのサラダ

第18回 筍のピクルス

第19回 牛蒡(ごぼう)と胡桃のキャラメリゼ

第20回 おからたっぷりのスコーン

第21回 人参のサラダ、人参のポタージュ

第22回 生らっきょうのフリット、ローズマリー風...

第23回 味付け卵、八角風味

第24回 アイリッシュソーダブレッド

第25回 イカ、トマト、ミントの炒め

第26回 梅味噌、梅味噌豆

第27回 塩豚、茹で豚

第28回 ガーリックトースト

第29回 ローズマリーポテト

第30回 葉唐辛子、鶏肉のカレー

第31回 夏のキムチ三種

第32回 ラタトゥユ、ガスパチョ

第33回 生姜ジュース

第34回 セミドライトマト

無花果(いちじく)のソテー、サラダ、白味噌和え

第36回 南瓜(かぼちゃ)のグリル、玉葱のソース

第37回 緑のサラダ、赤のサラダ、黒のサラダ

第38回 蕎麦粉のガレット

第39回 柿、ディルのクリームチーズ和え

第40回 蛸(たこ)、青海苔のクリームソースパス...

第41回 ドライフルーツ、ナッツのケーキ

第42回 豚のスペアリブ、棗(なつめ)の煮込み

第43回 焼き芋、レモンバターソース添え

第44回 野菜ルーのカレー

第45回 コジード・ア・ポルトゲーザ(ポルトガル...

第46回 鰯の塩焼きとカルド・ヴェルデ

第47回 ヨーグルトパンケーキ

最終回 牛すじの煮込み


アコーディオン・トイピアノ・鍵盤ハーモニカ・オルガンなど、ノスタルジックな味わいをもつ楽器を得意とする鍵盤奏者、音楽家。空気公団・ハンバートハンバート・Akeboshiなど、多くのアーティストのライブ・レコーディング・CM・TVの音楽などに、さまざまな楽器でかかわるほか、ソロプロジェクトであるtrico!やギタリスト・オオニシユウスケとのユニットsmall colorでもアルバムをリリースしている。最近は、スイス絵本の名作『こねこのぴっち』のDVD化にあたり、音楽を担当(2009年1月発売予定)。またインテリア誌「かわいい音楽すてきな暮らし」でレシピ・料理・スタイリングを担当。日々の暮らしを大切にしながら、さまざまな活動を楽しんでいる。

音楽家・良原リエさんによる、暮らしのエピソードとそれにまつわる日々のご飯のレシピ。本人撮影による四季折々の写真とともに、<ありふれた材料でできる簡単な料理をよりよくするためのコツ>を提案していきます。好きなモノ・コトに囲まれた、実のある暮らしを大切にしているリエさんならではの切り口が、「普段の生活」の大事さをあらためて教えてくれるはず。


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