第1回 蕪、酒粕、豆乳のスープ
師走というのは、どんな仕事も
そしてミュージシャンも忙しいもので
長い間、クリスマスらしいクリスマスなんて
過ごしていない気がします。
確か去年のクリスマスは
一青窈さんのレコーディングでした。
面白い作品だったので、時間を忘れて演奏していました。
いつだったかのクリスマスもやはりスタジオで
深夜に半額になったクリスマスケーキを買って来て
かぶりついたなんて記憶もあります。
本当なら、チキンを使った料理や
楽しいパーティーの様子でもアップしたら
それらしいのかもしれませんが
どうもこの時期は縁遠いのです。
そんな冬の忙しい時期によく作るのは
優しい味、蕪を使ったスープです。
蕪のかわいいおしり。
蕪のこのかわいいフォルムをそのまま頂きたいので
皮をむかずに煮込みます。
煮崩れしにくく、形も楽しめます。
カラダをあたためてくれる酒粕は、
秋にライブで訪れた長野で買い求めた、大吟醸、木曽路。
スープに、コク、まろやかさもプラスされ
ほんのりとした香りもたまりません。
豆乳と黒こしょうは最高の相性と思います。
最後にたっぷりと挽きます。
朝の寝起きに頂いても、夜遅く頂いても
どんなシチュエーションにもよく合い、
作り置きして、味が日々こっくりと深まっていくのも楽しい。
忙しい合間に
緊張のほぐれる、ほっと一息つけるスープを
立ちのぼる湯気とともに頂くと
ああ、12月だなあと感じます。(2008年12月24日更新)
蕪、酒粕、豆乳のスープ
材料:蕪5〜6個、昆布、酒粕大さじ1、豆乳(無調整)2カップ、
塩、黒胡椒
1)蕪は茎の部分を少し残して切り、たて半分に切る。葉の付根についた泥をよく洗い流す。
2)鍋に蕪と6分目ほどの水、昆布を入れ、しばらく煮る。
3)蕪がやわらかくなったら、豆乳を入れ、弱火にして温める。
4)酒粕を溶かし入れ、塩で味をととのえる。
5)黒胡椒を挽いて、いただく。





















































アコーディオン・トイピアノ・鍵盤ハーモニカ・オルガンなど、ノスタルジックな味わいをもつ楽器を得意とする鍵盤奏者、音楽家。空気公団・ハンバートハンバート・Akeboshiなど、多くのアーティストのライブ・レコーディング・CM・TVの音楽などに、さまざまな楽器でかかわるほか、ソロプロジェクトであるtrico!やギタリスト・オオニシユウスケとのユニットsmall colorでもアルバムをリリースしている。最近は、スイス絵本の名作『こねこのぴっち』のDVD化にあたり、音楽を担当(2009年1月発売予定)。またインテリア誌「かわいい音楽すてきな暮らし」でレシピ・料理・スタイリングを担当。日々の暮らしを大切にしながら、さまざまな活動を楽しんでいる。

音楽家・良原リエさんによる、暮らしのエピソードとそれにまつわる日々のご飯のレシピ。本人撮影による四季折々の写真とともに、<ありふれた材料でできる簡単な料理をよりよくするためのコツ>を提案していきます。好きなモノ・コトに囲まれた、実のある暮らしを大切にしているリエさんならではの切り口が、「普段の生活」の大事さをあらためて教えてくれるはず。
