第2回 黒豆、シナモン風味

明けましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
  
  
いつも通りの
のんびりとしたお正月です。

毎年、年末まで忙しくしていることが多いので
堂々と休めるお正月は
のんびり過ごすと決めています。

大掃除して、きちんとおせちを作って、
といったことは
隠居後の楽しみにとってあります。
  
  
そんな理由もあって
お正月の準備は大事なポイントを選んで
とても簡単にしています。

ささっと掃除をしたら、
ご近所の和菓子屋さんで
つきたてのとても美味しい鏡餅を買い求め、
玄関や部屋のドアにお正月飾りを。

あとは庭の千両の枝を折って、
小さく飾る程度です。

年が明けたら、お正月の一番の楽しみ、
近所の神社に初日の出を見に行きます。

住宅街にある、小さな神社ですが、
ここの初日の出は格別です。

鳥居の枠の中に、
初日の出が登ってくるのです。

冬至に合わせて登るよう設計されているのですが、
日の近い元旦にも、ぴったりと真ん中に登ってくるので
それを楽しみにしている人も多いのです。

鳥居から、溢れ出す光の洪水。
それを待ちわびる近所の人々。
焚き火にあたりながら、その瞬間を待つ。
とても好きな時間です。

簡単なお正月なので、
用意する料理は、お煮しめ、なます、魚の兜焼き
あとは黒豆くらいです。

黒豆は手間がかかりそうな印象がありますが、
豆を調味液に浸したあと
やわらかくなるまで炊くだけなので、
忙しい合間にも作る事ができます。

時間がなければ、何回かに分けて火にかければ良く、
時間をかけることで、さらに味が染み込んでゆくのもいい。

私は大好きなシナモンを隠し味で入れるのですが、
炊いている間、とても香りが立って、
なんとも良い気分にしてくれます。

ひとつひとつつまんで頂いて、
今年も小さなことからコツコツと頑張ろうと
思います。(2009年1月6日更新)

コラム

黒豆、シナモン風味


材料:黒豆300g、水10カップ、黒糖200g、
醤油大さじ2、塩小さじ1、重曹小さじ1、シナモンスティック1~2本(好みで)

1)黒豆以外の材料を鍋に入れ、一度煮立ててから冷ます。
2)さっと洗った黒豆を入れ、一晩寝かす。
3)シナモンを取り出し、残りを鍋にうつし、火にかける。
4)アクが浮いて来たら丁寧にすくい、落としぶたをして、
  ごく弱火で、やわらかくなるまで(およそ5~6時間)煮る。
5)指でお豆がつぶれるくらいのやわらかさになったら、火をとめ、
  温度が下がるまでそのままにしておく。

*豆にしわが寄らないよう、つねに豆が煮汁に浸かっているようにします。
汁が足りなくなったら、途中で足してください。
*豆を煮た後の残った汁も、こっくりとしてとても美味しいです。
デザートの材料に利用したり、豆乳などで割って飲んだりと
活用してくださいね。

バックナンバー

ごあいさつ

第1回 蕪、酒粕、豆乳のスープ

第2回 黒豆、シナモン風味

第3回 鶏だしスープのトック(韓国雑煮)

第4回 干し大根のソテー、ケッパーソース

第5回 冬のジャム、生姜とはちみつ風味

第6回 おかき、三種

第7回 スパイシーチョコレートケーキ

第8回 カリフラワーのサブジ

第9回 春菊ペーストのパスタ

第10回 雪ノ下の天ぷら

第11回 長葱のクリームチーズ和え

第12回 春キャベツとささみの蒸し煮

第13回 新玉葱、ドライトマトのマリネ

第14回 サンドイッチフィリング、三種

第15回 クレソン、生姜のお稲荷さん

第16回 新じゃが、プルーンの煮込み

第17回 うちのトマトパスタとルッコラのサラダ

第18回 筍のピクルス

第19回 牛蒡(ごぼう)と胡桃のキャラメリゼ

第20回 おからたっぷりのスコーン

第21回 人参のサラダ、人参のポタージュ

第22回 生らっきょうのフリット、ローズマリー風...

第23回 味付け卵、八角風味

第24回 アイリッシュソーダブレッド

第25回 イカ、トマト、ミントの炒め

第26回 梅味噌、梅味噌豆

第27回 塩豚、茹で豚

第28回 ガーリックトースト

第29回 ローズマリーポテト

第30回 葉唐辛子、鶏肉のカレー

第31回 夏のキムチ三種

第32回 ラタトゥユ、ガスパチョ

第33回 生姜ジュース

第34回 セミドライトマト

無花果(いちじく)のソテー、サラダ、白味噌和え

第36回 南瓜(かぼちゃ)のグリル、玉葱のソース

第37回 緑のサラダ、赤のサラダ、黒のサラダ

第38回 蕎麦粉のガレット

第39回 柿、ディルのクリームチーズ和え

第40回 蛸(たこ)、青海苔のクリームソースパス...

第41回 ドライフルーツ、ナッツのケーキ

第42回 豚のスペアリブ、棗(なつめ)の煮込み

第43回 焼き芋、レモンバターソース添え

第44回 野菜ルーのカレー

第45回 コジード・ア・ポルトゲーザ(ポルトガル...

第46回 鰯の塩焼きとカルド・ヴェルデ

第47回 ヨーグルトパンケーキ

最終回 牛すじの煮込み


アコーディオン・トイピアノ・鍵盤ハーモニカ・オルガンなど、ノスタルジックな味わいをもつ楽器を得意とする鍵盤奏者、音楽家。空気公団・ハンバートハンバート・Akeboshiなど、多くのアーティストのライブ・レコーディング・CM・TVの音楽などに、さまざまな楽器でかかわるほか、ソロプロジェクトであるtrico!やギタリスト・オオニシユウスケとのユニットsmall colorでもアルバムをリリースしている。最近は、スイス絵本の名作『こねこのぴっち』のDVD化にあたり、音楽を担当(2009年1月発売予定)。またインテリア誌「かわいい音楽すてきな暮らし」でレシピ・料理・スタイリングを担当。日々の暮らしを大切にしながら、さまざまな活動を楽しんでいる。

音楽家・良原リエさんによる、暮らしのエピソードとそれにまつわる日々のご飯のレシピ。本人撮影による四季折々の写真とともに、<ありふれた材料でできる簡単な料理をよりよくするためのコツ>を提案していきます。好きなモノ・コトに囲まれた、実のある暮らしを大切にしているリエさんならではの切り口が、「普段の生活」の大事さをあらためて教えてくれるはず。


おたよりを送る