石川利昭(いしかわ・としあき)
50年、北海道名寄市生まれ。72年に作家の畑正憲氏が主宰するムツゴロウ動物王国に参加。以来、ペットを含む家畜、野生動物との密度の濃い暮らしを続けている。86年に公開された映画『子猫物語』において、さまざまな生きものたちの個性を生かした育成トレーニングを担当。また、写真・文章の世界でも活躍し、著書に『飼育マニュアルに吠えろ!―2000匹が教えてくれた犬の真実』(青山出版社)、『ネコ語がわかる本』(学研新書)、『ムツゴロウ動物王国石川さんの仲間だより』(北海道新聞社)がある。現在、石川百友坊(*1)主宰。
*1 石川百友坊:07年11月まで活動していた東京ムツゴロウ動物王国において、「異種雑居」をテーマに展開したエリアのこと。そこでは犬や猫や鳥たちが、鎖やケージで制限されることなくのびのびと暮らしていました。現在は移転し、北の地で続いています。
いしかわさんの命がいっぱい
起き上がれ、コボ!~10万人が育てた白い犬~
運動機能障害を抱えながらも笑顔で生きる犬・コボ。この連載は、そんな彼を支え、そして見守る石川利昭さん(ムツゴロウ動物王国石川百友坊)が贈る、真実の物語です。心肺停止状態で生まれたコボが息を吹き返すまでのコボ誕生のエピソード、動物王国で過ごした子犬時代の逸話、そして北海道で暮らす現在の様子などを、「生きものたちのメッセンジャー」である石川さんがコボの写真満載でお届けします。